终焉之章
4铃火
玉藻前は平安京を出発した。途中で遅れてやってきた縁结神と偶然出くわし、共に阵点に向かった。
玉藻前自平安京出发,于中途偶遇迟来一步的缘结神,而后一同结伴前往阵点。
平安京の北侧の密林の中……
平安京北面的密林之中—
【縁结神】
「われらが向かっておるのは大江山の东北侧じゃから、平安京から出発するならこう行って……(不安げに地図を见ながら)东南西……北はこっちじゃろう?あああ、こんなところで方向を把握するなど困难にもほどがあろう。ヤマタノロチがまき散らした妖気が至るところにあって、太阳の方角すらも分からぬ。平安京から大江山までの、何度も通ってやっと覚えた道も、见つからぬときた!」
我们要去的地方在大江山的东北向,从平安京出发应该是这样走……(不太确定地拿着地图比划)东南西……北应该是这边吧?啊啊啊,本来在这种地方辨认方向就是很困难的事。现在到处都是八岐大蛇散播的妖气,连太阳的方位都看不到了。平安京到大江山,这条本神明走了很多遍才勉强记住的路也完全找不到了啊!
縁结神は胧车に乗り、困り颜で空を见上げていた。雨云が森の空を覆い、云雾の中には妖気が溢れている。静かな密林の中も、阴に覆われている。时折、何かが通り过ぎてゴソゴソと音を立て、薄気味悪さが増していた。
缘结神坐在胧车上神情苦恼地抬起头看着天空。繁茂枝叶外的天空之上,阴云遮天避地,云雾之中翻涌的满是浓腻妖气。原本静谧的密林之中也因此笼罩在阴影之中,偶尔不知有什么经过,搅动得枝叶发出窸窣声响,静谧之中更平添几分阴森。
【縁结神】
「もしここで迷子になったら、唯一の落伍者になってしまうのう、それは耻ずかしすぎる。」
要是在这裏迷路的话,我们可能会变成唯一掉队的诶,那多尴尬。
【烬天玉藻前】
「(眉を寄せて考え込む)……」
(皱眉沈思)……
【縁结神】
「……大狐、しっかりするのじゃ!なぜ途中から合流したわれが道を探しておるのじゃ!?元々われは平安京への道が见つからず、遅刻したのじゃ。だから道を知らぬわれと、ぼんやりしたお主が道を探していては、真逆の场所に行ってしまうぞ!」
……大狐貍,你倒是回回神啊!为什么现在变成中途入队的我在找路啊!?我本来就是因为找不到去平安京的路了才会迟到的。所以如果我们一定要靠不认路的我和一个发呆的你来找路,最后会走到完全相反的地方的啊!
【烬天玉藻前】
「……すまない、さっきは少しぼんやりしてしまった。确かに今は方向がわかりにくいが、この密林はそれほど広くないから、ここを出てしまえば道が分かるはずだ。方向が分からないなら、この汚された妖力をたどって、妖力の最も强い方に向かおう。」
……抱歉,刚刚有些走神。现在的方位确实有些难辨别,不过这片密林并不算大,只要离开了这裏应该就能找到路了。既然找不到方向,那就循着这污染的妖力,往气息最浓密的方位走吧。
【縁结神】
「それはそうじゃが、道ももっと曲がりくねっておるじゃろうし、邪魔ものも多いのではないか?」
那样应该会是对的啦,不过路可能会更曲折一点,会遇到更多阻碍的吧?
【烬天玉藻前】
「事前に片付けられると思えばいい。晴明の计画通りにヤマタノロチを止めても、邪神の妖力に影响されたものはそう简単には消えてくれない。」
就当是提前清理掉这些有害之物吧。即便是依照晴明的计划阻止了八岐大蛇,受到邪神妖力影响的事物也不会轻易的就此消失。
【縁结神】
「これ以上事态を悪化させないために、すぐに行动するのじゃ!大狐も集中するのじゃ!」
为了不让情况更严重,我们还是尽快行动吧!大狐貍也要集中精力啊!
【烬天玉藻前】
「分かった。さっきは晴明の计画について考えていたから、ぼんやりしていた。」
知道了,刚刚也只是在想晴明所说的计划,一时有点走神。
【縁结神】
「ん?何が気になるのじゃ?」
嗯?是有什么遗漏吗?!
【烬天玉藻前】
「いや。ヤマタノロチの计画が千年前から始まったのだとしたら、今目の前にしているものが本当に全てなのかと思っただけだ。」
倒也不是,只是想到,八岐大蛇的计划从千年前就已经展开,如今我们所能看到的,真的就是全部吗?
【縁结神】
「それはまあ……われはそれほど复雑に考えてはおらぬ。分からぬなら、简単に考えればよいのじゃ!水来たりて土を覆い、将来たりて兵迎え撃つということじゃ!」
这个嘛……本神明想的倒是比较简单呢,既然想不到,那就想简单点,兵来将挡水来土掩!
【烬天玉藻前】
「ああ、君らしいな。」
嗯,这确实是你的作风。
【縁结神】
「……ううむ、その言い方はどこか微妙な感じじゃな?え?!この先で何かが动いた気がするぞ!ちょっと见てくる!」
……餵餵,我怎么觉得你这句话不像是什么好话?诶?!我好像感觉到前面有什么动静了!我去看看!
【烬天玉藻前】
「(首を振り)この神様はこんな时でもちっとも変わらないな。(だが、晴明は……)」
(摇摇头)这位神明大人这么久了还是一点也没变啊。(不过,晴明也许……)
【縁结神】
「大狐も早く来るのじゃ!」
大狐貍也要赶快跟上啊!
烬天玉藻前は来た方向を振り返る。その眼差しはいくつかの障壁を突き抜けて平安京で止まったようだった。その眼差しは一瞬留まり、すぐ近くにいる縁结神に向かった。そして、扇子を扇ぎながらついていく。
烬天玉藻前回头望了眼来时的方向,若有所思的目光似乎穿透了重重障碍落在了平安京。他的目光只停留了一瞬,很快就收回了,看向了不远处的缘结神,而后便摇着扇子跟上了她的身影。
【縁结神】
「なんて强い妖気じゃろう!この先に、ヤマタノロチに汚された妖怪がおるのじゃろうな!あれ?妖気に少し火気があるようじゃ。なぜか亲しみを感じるが……」
好重的妖气!前面应该是有被八岐大蛇污染的妖怪吧!诶?这妖气中好像还有一丝火气,总觉得有几分熟悉……
【烬天玉藻前】
「ん?これは……」
咦?这不是——
眩いばかりの炎が辉く刃に包まれ、暁の光が闇を切り裂くように、妖力を缠った妖怪を切り裂いた。真正面からぶつかってきた気配がまるで生まれたての冬の太阳のような暖かさと氷雪の冷たさを併せ持ち、心が澄んでいく。
耀眼的火光裹挟着更亮的刀光,如拂晓时的日光划破了黑暗,斩断了被妖气缠附的妖怪。扑面而来的气息如同新生的冬日暖阳一般,温暖中夹杂着冰雪的微凉,令人神气一清。
【妖怪甲】
「ああああ……」
啊啊啊啊——
【妖怪乙】
「ぐああ、ぐっ、贵様……」
唔啊啊,呃,你……
【铃彦姫】
「ふん、何?汚れた妖気にまみれて私を攻撃してるんだから、こうなるのも当然でしょ?」
啧,我什么我,一身污秽妖气还企图攻击我,这不是该么?
【縁结神】
「铃彦姫か!」
是铃彦姬啊!
【铃彦姫】
「あら、君达。ここで会えるなんてすごい偶然。」
哟,是你们啊,真巧啊,这儿也能遇到。
【縁结神】
「……久しぶりに皆が揃ったのは嬉しいことじゃが、お主も少しは気をつけるのじゃ!」
……虽然一段时间没见大家在这相聚是喜事,但是你也註意一下背后啊!!!
【铃彦姫】
「あれ?」
啊?
目の前に突然现れた狐火が、铃彦姫の背后から突进してきた妖魔を优しく包み込む。妖魔は弱々しい狐火とともに静かに宙に消えていった。
狐火在她们的眼前骤然一现,轻柔地裹挟着铃彦姬身后扑来的妖魔,妖魔伴随着幽幽狐火悄然消失在空中。
【妖怪丙】
「ぐあああ……」
呃啊啊啊——
【烬天玉藻前】
「…………」
【铃彦姫】
「おっと、もう二匹见逃していた!ごめんごめん、ありがとう。道中たくさん倒してきたから、ちょっと油断してたかもしれない。さっき何か言いかけてなかった?」
原来还漏了两个,哎呀,不好意思,谢谢你了。我一路过来砍了好多个,可能有点砍昏头了哈哈。不过我刚刚看你好像想说什么……的样子?
【烬天玉藻前】
「……いや。ただ君达二人は心が似ている。気心の知れた友人は得难いものだと言いたかっただけだ。縁结神、この友人を大切にすることだな。」
……没什么,只是想说两心相似,知己难逢,缘结神要好好珍惜你这位朋友。
【縁结神】
「……………………はあ、まあよい、大狐も手伝ってくれたことじゃ、われは何も言わぬ。それで、どうして雪国を离れたのじゃ?そのうえここに现れて。」
………………咳,算了,看在大狐貍帮了忙的份上本神明就不说什么了。总之,你怎么离开雪域了?还会出现在这裏。
【铃彦姫】
「まあ、色々あってね。前回の祭りから雪国の结界が薄れ、その雪の幕も徐々に消えた。しかし、少し前から地脉から絶え间なく力が流れ込み、漂っている妖気もさらに强くなった。天现峰の下に埋められた神器も蠢き始め、常に强力な力が封印の结界を破って地上に现れ剣気になった。」
这就有点说来话长了。自从上次大祭之后,雪域周围的结界消隐,那层雪幕也慢慢散了。但是不知道为什么,前段时间起,就有力量源源不断地从地脉输送出来,弥漫的妖气更强了。天现峰下埋着的那柄神器也开始蠢蠢欲动,常常有强大的力量撑破封印结界出现在地面之上,形成道道剑气。
【縁结神】
「!?それは危ないじゃろう!」
?!那岂不是很不安全!
【烬天玉藻前】
「こうしてみると、おそらくヤマタノロチは千年前に高天原に裁かれ堕ちた时から准备を始めていたようだな。」
这么看来,千年前,恐怕八岐大蛇被高天原审判坠落的那时,就已经开始布局了。
【铃彦姫】
「そう。だから私は雪山一族を雪山の下に移した。幸い结界はすでに消え、外界とも通じ、あそこから出ることができた。でもこの件を解决できなければ、雪国の状况は悪化する。住みやすいところではないとはいえ、この地域は雪山一族にとって特别な意味がある。私にも…………とにかく、问题を解决しないと。だから雪山一族を安全な所に落ち着かせてから、地脉の下にある妖力を追いかけてきた。」
确实如此,所以我将雪山族都迁移至了雪山之下,幸好结界已经消失,我们也已经能够与外界相通,离开那裏了。但是如果解决不了这件事,雪域的情况应该会越来越严重。尽管并不宜居,但是这片地域对于雪山族来说也具有特别的意义,对我也…………总之,问题是要解决的。所以安置好他们之后,我就循着地脉下的这股妖力找来了。
【縁结神】
「なるほど……雪国の异変もヤマタノロチの仪式に影响されたものじゃろう。天羽々斩の封印だけでは、これほど巨大な力を封じ込めることはできぬ。」
原来如此……雪域的异动,想必也是被八岐大蛇的仪式所牵动了,天羽羽斩的封印都要封不住这么庞大的力量了啊。
【铃彦姫】
「つまり、所々がこの妖力の影响を受けていて、その源はヤマタノロチだってこと?」
听你们的意思,各处都受到了这股妖力影响吧,而一切的源头就是八岐大蛇?
【縁结神】
「そうじゃ!今この件を解决しておるところじゃ。」
没错!我们就是在前去解决这事的路上。
【烬天玉藻前】
「君もそのために来たなら、协力してはどうだ?少しでも胜算が高まる。」
既然你也是为这事而来,不如与我们同路,多一份力量,也更有把握一些。
【铃彦姫】
「わかった。一人で戦うより、人数が多いほうが有利だ。ところで他の人は?この前あんた达と一绪に雪の谷に来た阴阳师达。あ、あと、押しかけてきた男も、鬼族か?皆はどこへ行った?」
那也不错,人多总比单打独斗强。不过话说回来,其他人呢,之前跟你们一同到雪域来的那几个阴阳师。哦对,还有一个不请自来的鬼族青年,是鬼族吧?他们都去哪了?
【縁结神】
「晴明达とわれらの目的地は违うのじゃ。我らは大江山の北东部に行く。そして鬼童丸は……鬼童丸は雪国を离れた途端、谁かを探しに行くと言って、兴奋した様子で姿を消したのじゃ。その相手が不运に见舞われぬことを祈ろう……」
晴明他们跟我们不同路啦,我们要去大江山的东北位,所以走的路不同。至于鬼童丸嘛……离开雪域之后不久他就消失了,说好像要去找什么人,看上去很激动的样子。希望他要找的人没有那么快倒霉吧……
三人は妖力の源を追い続け、密林を抜け出し、大江山に向かう途中で逃げている最中の人々に会った。
三人继续沿着妖气的源头前进着,他们走出了密林,在前往大江山的路上途遇了许多奔逃的凡人。
【村民甲】
「た……助けて!助けて!」
救……救命!救命!
【おばあさん(老奶奶)】
「ううう、わしの家が……」
呜呜呜,我的家……
【村民乙】
「谁か助けに来てくれ……助けくれ、神様!闻こえますか?神様、助けて!」
有没有人能来救救我们……救救我们,神明大人,有神明大人吗,救救我们吧!
崩れた大地には悲惨な叫びが响き渡り、多くの人々はどうすることもできず空を见上げていた。
惨厉的哭声在崩裂开的大地之上回荡着,无数绝望的人无助地抬起头看向天空。
【村民】
「神……神よ、私达をお助けください!私达は何か悪い事をしたのでしょうか?これは私达への罚なのでしょうか……」
神明……神明大人啊,请看看我们吧!难道我们做错了什么吗?这难道是对我们的惩罚吗……
【縁结神】
「…………」
【铃彦姫】
「…………」
【縁结神】
「おじいさんおばあさん、起きてください。大事な物だけ持って、平安京に行こう。都には阴阳师の结界があるからまだ安全だ。」
伯伯阿婆,快起来吧,带上点急用的东西,先往平安京去吧,那裏有阴阳师布下的结界,还算安全。
【おばあさん】
「安全……じゃがどうやって妖怪を避けてその场所へ行く?お嬢ちゃん、わしは平安京に着いたらどうすればよいのじゃ……ここがわしの家なんじゃ……」
安全……可我们又怎么才能躲过那些怪物走到安全的地方?小囡哇,阿婆我到了平安京,又怎么办呢……这裏才是我的家啊……
【村民】
「うう、わしの家が……」
呜呜,我没有家了……
【縁结神】
「これは……」
这……
背后から手が伸びてくる。その掌には炎の気をまとった铃がいくつかあった。
一只手从她的身后伸出来,掌中是几个铃铛,上面密布着火焰的气息。
【铃彦姫】
「おばあさん、これを持っていて。この中には、ええと……あなた达を守る力が込められている。これを手にしていれば、普通の妖怪なら近づけない。もし本当に危険に迫られたら、あなた达を守ることもできる。平安京に着いたらどうすればいいのかは……私にもわからない。行ったことがないから。でも私の族人が引っ越したばかりの时、彼らも不安そうだった。それでも今は、危険が迫ってる。今は家が大事かもしれないけど、もっと大事なのは、それが何を象徴しているかってこと。だから、生き続けることが一番重要。それ以外のことは、后で考えよう。」
阿婆,这个你们拿着。裏面存了一些……呃,能够保护你们的力量,拿着它,一般的怪物不会靠近你们。真的遇到危险的时候,也能够保护你们。至于到了平安京怎么办嘛……我也不知道了,毕竟我也没去过。不过我才带着我的族人们搬了一次家,他们一开始也很担忧。但是危险就在眼前,也许现在的家很重要,但是更重要的是家所代表的含义。所以总归是要先活着,其他的,就留着之后再想吧。
【縁结神】
「そうじゃ!この赤い纟もつけて!あまり役には立たぬかもしれぬが、暗闇で迷子になりにくいから気が纷れるぞ!」
没错!这些红线你们也戴上吧!尽管只是能让你们不容易在黑暗走散,用处可能不算大,但是也聊胜于无嘛!
【おばあさん】
「あ……ありがとうございます。」
谢……谢谢几位大人。
【村民】
「皆様は我々を助けてくれた大恩人です!」
几位大人愿意帮助我们,已经是大善人了。
【女の子】
「お婆ちゃん……狐ちゃん、一绪に连れていっていい?」
阿婆……我可以带上小貍一起走吗?
【おばあさん】
「まったく!まだあの狐のことを考えておるのか!持てないほど荷物があるのに、连れて行くのかい?」
你这孩子,怎么还惦记着那只狐貍!那么多东西,我们都不一定带的下,还要加上它吗?
【女の子】
「でも……でも……狐ちゃんは私の唯一の友达なの……何度も助けてくれた!」
可是……可是……它是我唯一的朋友啊……它还帮过我那么多次呢!
【村民】
「そうか、その狐か……いつも森を仿徨い、はぐれた鶏などをたくさん捕まえているのを见たことある!」
原来是这只狐貍啊,我在森林裏经常看到它在徘徊,还带回来不少走失的鸡鸭呢!
【縁结神】
「ん?この狐の気は……普通の狐ではなく、霊感を持った妖怪のようじゃ!」
诶?这只狐貍的气息……它好像不是普通的狐貍哦,看起来像是已经拥有了灵识的小妖怪呢!
【村民】
「なに!?妖怪だと?!」
什么?!这是妖怪!
【女の子】
「狐ちゃんは狐ちゃんよ、妖怪じゃない!お婆ちゃん、お愿い!」
什么妖怪,小貍就是小貍!阿婆,求求你了!
【おばあさん】
「仕方ないのう……自分で世话をするのじゃよ?婆ちゃんも年を取ったし……あんたのそばにいられる时间は残り少ない。この狐はまだまだ长い间、あんたのそばにいてくれるじゃろう。」
好吧,那……你要自己负责照顾好它。反正阿婆啊……年纪也大了,也陪不了你多久了,它还能陪伴你很久很久。
【烬天玉藻前】
「ほう?その狐が妖怪だとしても、怖くはないか?」
哦?即便那狐貍是妖怪,你也不怕么?
【おばあさん】