终焉之章
1序曲
逢魔が时、昼と夜が交わり、太阳と月が同时に姿を现す。都の外では、门の下に蛇魔が群がっている。山の中から鬼族が现れ、远方より都に向かってくる。
逢魔之时,白昼与黑夜交汇,日月同时出现在空中。
京都城外,成群的蛇魔在门下涌动,山林中的鬼族纷纷显现,自远处朝着京都前来。
【都の阴阳师】
「兵力はどれくらい残っている?鬼族の军势がやって来た时、まだ戦える兵士はいるか?」
还有多少兵力?等到鬼族之军打到门前可有兵迎战?
【都の兵士】
「门を破って入ってくる蛇魔を食い止めるだけで精一杯だった。お前ら阴阳师が腰を抜かさなければいいが。」
我们只挡住蛇魔冲破城门就已是筋疲力尽了。你们这些阴阳师别被吓破胆就算万幸。
【小白】
「なんて失礼なことを言うんですか!阴阳师様达はわざわざ助けに来ているんですよ!」
真是没礼貌的家伙,阴阳师大人们分明是来帮忙的!
【晴明】
「私は晴明、式神と阴阳寮の阴阳师达を引き连れ、戦いの手助けをするために参上した。」
在下晴明,率式神与阴阳寮众阴阳师前来助战。
【都の兵士】
「晴明様でしたか、これは失礼いたしました!」
原来是晴明大人,失礼了!
【八百比丘尼】
「このような异変を前に、経験豊富な都の兵士も戸惑いを隠せなかったんですね。人间は昔から理解できない现象を恐れるもの。霊を见たり、霊と话したりできる阴阳师达もその一つです。阴阳师はもとより、平民の出の戦士を不快にさせる贵族ばかりですし。」
面对如此异象,见惯了大场面的京都士兵也自乱阵脚了。人类向来对自己无法理解的现象尤为惧怕,能够看见灵体并与之对话的阴阳师们,也在这一类中呢。更不要说,阴阳师裏又尽是让平民出身的战士们不喜的贵族呢。
【源博雅】
「おい、贵族が全员そうだと思われるような言い方はやめろ。」
餵,别说的好像贵族就一定目中无人好不好。
【小白】
「博雅様が仰っても、説得力がないですね。」
这话由博雅大人说出口就很没信服力。
【源博雅】
「あ?じゃあ神楽が言うなら説得力あるだろ、神楽?」
哦?既然如此就让神乐来说总没问题了吧,对不对神乐?
【神楽】
「……うう。」
……唔。
【源博雅】
「神楽、今日は特に元気がないようだが、どうした?」
神乐,你今天怎么好像特别没精神。
【神楽】
「大丈夫、ただ头が痛いだけ。悪梦を见たから、寝不足なのかも。」
我没事,只是有些头痛,大概是晚上做了噩梦所以没睡好。
【源博雅】
「なんだと?なんでもっと早く教えてくれなかったんだ?」
什么?这样的事情怎么不早点说?
【神楽】
「私……今日戦いがあるのは知ってたのに、こんなに风になるなんて……だから……」
我……明明早知道今日会有一战,但没料到自己竟然会这样胆怯,所以……
【源博雅】
「心配かけたくないから、何も言わなかったのか?」
所以怕我们担心就不愿意对我们说吗?
【小白】
「神楽様、気にしなくていいんですよ!何しろ、あの邪神と戦うと思うと、小白も背筋が寒くなります。」
神乐大人不必介意!毕竟一想到要和那个邪神作战,连小白也会有全身的毛都倒竖的感觉。
【晴明】
「……神楽、その悪梦はどんな内容だったんだ?」
……神乐,你口中的噩梦,是怎样的内容?
【神楽】
「え?いくつかの、远い记忆……巫女达が泣き叫ぶ梦だったり、邪神に生贽として捧げられる梦だったり……神々の审判场で、神々を取り巻く蛇达も见た……」
欸?就是看到一些遥远的记忆,有时是梦到巫女们在哭诉,有时又是作为祭品被献给邪神……
甚至我还看到了诸神的审判场,黑暗的蛇群们笼罩了众神……
【小白】
「それで、小白达が心配すると思ったんですか?」
所以就怕我们担心吗?
【神楽】
「それだけじゃない!その梦の中で、时々……今までにない感覚もあった。憎しみ、復讐、恐ろしいことをたくさんしたい……何か力が涌いてくるの。それに谁かが耳元で嗫いて、心を惑わそうとしてくる……」
不仅是这样!在那样的梦境中,我有时……甚至会有一种从未有过的感觉。憎恨,覆仇,想要做出很多可怕的事情来……似乎有什么力量在我体内涌动,还有人在我的耳边呢喃蛊惑……
【八百比丘尼】
「ふふ、やはりそうでしたか。」
呵,果然如此。
【源博雅】
「どういう意味だ?」
你这话什么意思?
【晴明】
「博雅、落ち着け。八百比丘尼もこんな时に仲间をからかうな。神楽が见たのは恐らく、ヤマタノロチが巫女を呑み込んだ时の记忆の欠片だ。神楽が感じた悪意は、神楽自身のものではなく、巫女达の恨みと蛇神の持つ悪意の现れだ。おそらく彼はこのような方法で、神楽の力を取り戻そうとしている。」
博雅,稍安勿躁,八百比丘尼也不要在这种时候作弄同伴才是。神乐,你所看到的恐怕还是八岐大蛇吞噬巫女时的记忆碎片。你心中的恶意也并非是来自你本身,而是巫女们的怨恨,以及蛇神所拥有的恶意的体现。他恐怕是想通过这种方法,重新夺取你的力量。
【八百比丘尼】
「以前面霊気さんにお愿いして、神楽さんの体内にある魂の欠片を分解したのですが。しかし今、蛇神の力は极限に达しています。再び彼女の魂を蚀もうとするかもしれません。だから神楽さん、今后またこういうことがあったら、一人で抱え込まないで、すぐに教えてくださいね?」
虽然我们曾经请面灵气拆分过神乐身体中的灵魂碎片。但此时蛇神的力量正盛,再次试图侵蚀她的灵魂也未可知。所以说神乐,以后再发生这种事情,不要一个人藏在心裏,要提前告诉我们,明白了吗?
【神楽】
「……分かった。」
……好。
【源博雅】
「あのクソ邪神が……何度も惩りずに神楽の力を欲しがりやがって!これで俺がやつを倒す理由がまた一つ増えたな。」
那可恶的邪神,竟一而再,再而三地觊觎神乐的力量吗!我源博雅要讨伐他的理由又多了一条。
【小白】
「博雅様は相変わらず元気ですね。」
博雅大人倒是一如既往的有精神呢。
【晴明】
「阴阳寮の调査によると、この前例のない异象は、ヤマタノロチが都の近くに置いた祭祀结界によるものだという。彼が狭间を去った时、いつか世间を裁くと私に言っていたが、その裁きはもう间近に迫っているのかもしれない。」
眼前异象的规模前所未有,根据阴阳寮的调查,正是八岐大蛇在京都附近布下的仪式结界所引发的。当初他离开狭间时,曾对我宣扬要审判世间,他所说的审判,也许已近在眼前。
【???】
「よく言った。」
说的不错。
【小白】
「黒晴明様!」
黑晴明大人!
【黒晴明】
「黒夜山から来る道中で城外の惨状を见た。お前の推测が现実になりそうだな。」
我从黑夜山而来,一路上见了城外的惨状,你的猜测恐怕马上就要成真。
【烬天玉藻前】
「确かに城外は混沌としているが、二人が无事で安心した。」
的确,城外乱成一团,不过见你们二人都平安,我也算放心了。
【晴明】
「玉藻前。」
玉藻前。
【黒晴明】
「安心するのはまだ早い。逢魔の原から来た时に见たはずだ。阴気に侵食されて感覚を夺われた鬼族达が、军队となって都に向かっている。都の全住人がよく训练された兵士であったとしても、せいぜいもって半日だろう。」
现在放心还为时尚早。你从逢魔之原过来想必也看到了,受阴气侵蚀丧失理智的鬼族们正在集结成军,朝着京都涌来。就算全京都的人都是训练有素的兵士,最多也敌不过半日。
【晴明】
「早くなんとかしなければ。」
看来必须尽快应对了。
【烬天玉藻前】
「私は都がどうなろうが构わないが、お前达二人が守る気ならば、私も蛇神に会ってもいい。私はお前达二人が仲良くしていることに惊きを隠せないが……和解したのか?」
京都存亡我倒是不在意,不过要是你们两个都决心坚守,我自然也愿意会一会那位蛇神。在我看来,你们两个和和气气地走在一起才让我惊讶呢……难不成是和好了?
【黒晴明】
「ふん、こいつに言うことなどない。ただ今回は彼が自ら頼んできたからな。かなり无礼な頼みだが。しかし、こんなにも大きな借りを作るとは……后で彼が恩返しの方法を考えて苦悩するかと思うと、なかなか愉快だ。」
哼,我和这家伙可是没什么好说。只不过这次他亲自求我,虽然提出的要求相当无礼。但能让另一个我欠上这样天大的人情,想到他日后只要一思考如何偿还就如坐针毡,我就心情不错。
【烬天玉藻前】
「もう一人の自分の性格について、いくらか误解をしているようだな……だが、それをきっかけに二人が仲良くなれるのなら、それはいいことだ。」
我觉得你可能对另一个自己的性格有些误解……不过以此为契机能看到你们二人和睦相处,也算不错。
【小白】
「玉藻前様、こんな时にそんな话はやめましょう……」
玉藻前大人这种时候就不要拆臺啦……
【晴明】
「恩は必ず返すから、秘密を守ってくれ。」
你的恩情我日后自会偿还,还请你替我守住秘密。
【黒晴明】
「もちろんだ。しかしその前に、恐らく他の客が来る。」
那是自然。不过在那之前,你怕是还有别的客人要招待。
突然真っ黒な海水が喷き出し、荒波の中から海国鬼船の巨体が姿を现した。それと同时に、空に浮かぶ鬼火が海中に突っ込み、大波を切り裂く。水と火が出会い、潮烟が上がるとたちまち雾となって漂い、人々の视界を遮った。雾が徐々に晴れ、铃鹿御前と酒呑童子が姿を现した。
话音刚落,突然涌出漆黑的海水,滔天巨浪中显现出了海国鬼船的巨大身形。与此同时,浮现于空中的妖火向下坠入海水之中,劈开巨浪。水火相遇,浪花顿时化为水雾飘散在四周,遮蔽了众人的视线。雾气渐渐散去,铃鹿御前与酒吞童子出现在众人面前。
【铃鹿御前】
「鬼船に直接鬼火を放つとは、大江山の主の挑発か?」
将妖火直接打在鬼船之上,可是大江山之主的挑衅?
【鬼王酒呑童子】
「はははは、そう怒るな。お前こそ、现れるたびに人が行き场を失うくらい大きな波を作るだろ。」
哈哈哈哈,别那么紧张,谁叫你每次现身都弄得海浪滔天,让人没处落脚呢。
【铃鹿御前】
「ふん、鬼王がこれほどにひねくれた性格で、服を濡らすのも嫌がるとはな。」
呵,我倒不知道鬼王性格如此别扭,竟不肯沾湿衣裤。
人々を遮るように、天马の大军が羽を広げて天空を覆い、いななきながら现れた。二人の间に白い天马がゆっくりと降り立ち、帝釈天は申し訳なさそうな颜で马を降りた。
嘶鸣声打断了众人,庞大的天马军队出现在众人上空,天马的羽翼遮天蔽日。一匹洁白的天马缓缓降落在二人之间,帝释天一脸歉意地下了马。
【帝釈天】
「晴明、酒呑童子、遅くなって申し訳ない。私はしばらく上空を旋回し、降り立つ地を探してた。この方は?」
晴明,酒吞童子,抱歉来迟了。我在上面盘旋了有一阵,迟迟找不到落脚的地方。这位是?
【鬼王酒呑童子】
「彼女は海国の……」
这位是海国的——
【铃鹿御前】
「自分で名乗る。我が名は铃鹿御前、海国の主だ。我が族の敌「ヤマタノロチ」を倒しに来た。我が铃鹿山の一族を危険に晒す者に、容赦はしない。」
自报家门何须他人代劳。吾名铃鹿御前,是海国之主,为讨伐一族之仇敌八岐大蛇而来。若是有侵犯我铃鹿山一族的,可不会手下留情。
【帝釈天】
「我が名は帝釈天、天界に住む天人の王だ。天人一族は一贯して争いを好まず、必ず恩に报いる。我が一族は晴明一行の恩を受けて魔神の乱を镇圧した。都が大変なことになっている今、助けに来た。それで、今回の敌というのは、ヤマタノロチか?」
我名为帝释天,是居住于天界的天人之王。天人一族向来不喜争端,有恩必报。我族曾受晴明一行的恩情平定了魔神之乱,此次京都有难,特意前来助力。这么说来,这次的敌人就是八岐大蛇了?
【晴明】
「その通りだ。」
正是如此。
【帝釈天】
「天马に乗って空から见ると、星が夜空を二つに分けていて、片方は夜、もう片方は昼になっていた。このような千年に一度の珍しい天象は、星群が空に降り註ぐ兆しだ。」
我自空中驾驭天马,见群星将夜空一分为二,一半为黑夜,另一半则是白昼。这样罕见的天象,千年难遇,正是群星坠天的征兆。
【铃鹿御前】
「灾厄の予兆は、空だけではない。海と空が交わるところでは、太阳と月の倒影が同时に水面に现れ、その交点から不吉な赤になっていた。この赤い海水は、腐った水のように四方に広がっている。海底に染み込み、川に逆流するのも时间の问题だ。」
灾祸之兆可不只是在天上。海天相接之处,日月的倒影同时出现在海水之中,海水自交接处化为不祥的红色。此时也正如腐水一般朝四处蔓延,浸透到海底逆流入河水,也只是时间问题了。
【帝釈天】
「このような异象を起こすには、多くの霊力だけでなく、时间も必要だ。もしこれが全てヤマタノロチがやったことだとすると、彼は强力なだけでなく、狡猾で用心深いのだろう。」
造成这些异象不但需要耗费大量灵力,更是要花费不少时间。若这一切都是八岐大蛇所为,那他不仅力量强盛,更是狡猾又谨慎。
【晴明】
「ヤマタノロチは常に用心深く、また干坤一掷の気迫を持っている。目的を果たすために、何千年もの时间をかけて准备する。皆をここに呼んだのは、皆がすでに関与しているのを察知したからだ。」
八岐大蛇向来行事谨慎,同时兼具干坤一掷的魄力。为了达到目的不惜耗费千百年为之准备。我召集诸位前来,也是察觉到诸位已牵扯其中。
【鬼王酒呑童子】
「関与している?晴明、もしかして俺达が自分でも気づかずに、あいつを助けていたと言いたいのか?」
牵扯其中?晴明,你难道是想说我们不知不觉中竟是帮了那家伙一把吗?
【晴明】
「ここにいる皆は、云外镜の欠片の浄化を手伝ってくれた。そのおかげで都が元に戻ったとはいえ、ヤマタノロチはそれを逆に利用して、己の计画を実现しようとする可能性もある。」
在座诸位都曾帮助我凈化过云外镜的碎片。虽然此举的确解除了对京都的污染,但以八岐大蛇一贯的行事方式,他很可能反向利用此事来达成自己的计划。
【鬼王酒呑童子】
「何か根拠があるのか?」
此话可有根据?
晴明が黙っていると、黒晴明が突然扇子を叩いた。
晴明沈默不语,倒是黑晴明突然一拍折扇。
【黒晴明】
「それよりも、ヤマタノロチの隠れ家を见つけることが先决だ。」
当务之急,是要找到八岐大蛇的藏身之地。
【鬼王酒呑童子】
「それはもう目星がついている。ここに来る途中、现世と常世の境目を调べた。そこでは无数の蛇魔が裂け目に噛みつき、その裂け目を広げようとしていた。その辺りの鬼や妖怪は皆、意识を失い蛇魔となって同族を袭った。噛まれた者も蛇魔となり、こうして伝播していく。ヤマタノロチは、あの辺りにいるはずだ。」
这倒不用你们费心。我来时特意巡视了人鬼两界交界之处,见到无数蛇魔围绕着一处裂缝撕咬,使之不停扩大。而靠近这一带的妖鬼皆失去了神智,化作蛇魔袭击同族,被咬者同样会堕为蛇魔,如此传播。八岐大蛇,应该就在那附近了。
【小白】
「恐ろしいですね……!ヤマタノロチは、一体何を企んでいるのでしょう。」
听起来好可怕!八岐大蛇,他到底是想做什么啊。
【帝釈天】