「人世を灭ぼす程の、大灾害を起こそうとしているのだろう。」
怎么看都是要发起足以毁灭人世的灾难。
【铃鹿御前】
「ならば星を直接落とし、人世を灭ぼした方が効果的ではないか?しかし、彼はまるで获物を弄ぶかのように、杀さず、いためつけていた。彼の性格を考えると、特别な嗜好でないのであれば、もっと深い计画があるのだろう。」
直接让群星陨落,毁灭人世,岂不是更加有效。那人却非要如同玩弄猎物一般,将猎物活生生折磨到现在,以他的性格,若不是有特殊的嗜好,就是有更深的计划了。
【帝釈天】
「もしかして彼も、人世ではない场所に兴味があるのか?(おかしいな、私はなぜ、彼「も」と言ったのだろう。)」
难道说,他也是对人世之外的地方有兴趣?(奇怪,我为什么要说「也」。)
【鬼王酒呑童子】
「彼は大江山の裏の鬼域にさえ兴味がなさそうだ、天域などなおさらだろう。もし彼が舍てられない场所があるとすれば、それは……」
想来他也不像对大江山背后的鬼界有兴趣,更遑论天域。要真是有哪个地方让他割舍不下,那恐怕……
【烬天玉藻前】
「天命を掌握する、高天原。」
握天命的——高天原。
【晴明】
「その通り。」
没错。
【晴明】
「ヤマタノロチは、现世で高天原に対する审判を起こそうとしているのかもしれない。」
八岐大蛇或许是想在现世,发动一场对高天原的审判。
【???】
「その可能性もある。」
也未尝不是一种可能呢。
【小白】
「この声は荒様ですか?……それに、御馔津様?」
这个声音,是荒大人?……还有御馔津大人?
【荒】
「源氏と藤原氏は、すでに兵士と武器を移动して门を守っている。阴阳师である君が共に行っているのかと思いきや、ここで客人と噂话をしているとは。」
源氏和藤原氏已将兵力人马都调去防守城门。我以为你这个阴阳师也该跟着去了,没想到却在这裏待客闲谈。
【晴明】
「最初は式神に対応を任せていた。今は、ヤマタノロチの倒し方を话し合うためにここにいる。」
我事先曾留下式神给他们代为应对,此时会客,是为了商议如何讨伐八岐大蛇。
【荒】
「ほう?そのような事态に迫られ、防戦ではなく、攻戦を望むか。胜算はあるのか?」
哦?面对如此局势却不想守而想攻吗?你自以为能有几分胜算?
【晴明】
「たしかに现段阶では敌との间に戦力差があるだけでなく、敌の居场所も知らない。だか阴阳寮も准备を行っている。以前、御三家は高天原と蛇神の関係を调べるため、阴阳师达を呼び寄せたことがあった。数千年前、ヤマタノロチが高天原の神狱に囚えられていた六つの罪を解放したことで、魔物が人世に灾いを招いた。それ故、人间から七悪神と呼ばれたと言われている。人世を守るため、高天原と七悪神の军势との戦いが始まった。その戦いは长きに渡ったが、最后にはヤマタノロチを捕らえることができた。ヤマタノロチは神狱に闭じ込められ、その他の六の悪神は六道に封印された。高天原はヤマタノロチの审判を计画した。审判场では、天照大神が蛇神を断罪し、须佐之男が蛇神を处刑し、彼の神格を灭ぼし、灰と消えるものとされていた。しかし、その审判で一大事が起こった。その审判について、世间にはほとんど知られていない。ただ完全に抹杀されたはずの蛇神がやがて狭间に封印され、高天原の半分が空から落ち、行方不明であることだけは分かっている。それ以来、元々人间を庇护していた高天原も、人世との接触が少なくなってしまった。そして、その审判で実际に何が起こったかについては、さらに様々な意见がある。おそらく、三贵子の天照大神、月読、そして蛇神を杀すはずだった须佐之男だけが真実を知っているのだろう。三人の中に裏切り者がいると言う者もいれば、裏切り者は须佐之男にほかならないと言う者もいる。今日は荒様も御馔津もいる、二人の知っていることを教えてくれないか?真実の中にこそ、この戦いの胜利の键があるかもしれない。」
确实此时敌我不仅实力悬殊,而且敌暗我明,但阴阳寮也并非毫无准备。先前,三大家族曾召集阴阳师们,共同调查高天原与蛇神之间的渊源。据传数千年前,八岐大蛇将关押在高天原神狱中的六个罪行放到了人间,使妖魔滋生灾祸横行,因此被人类合称为七恶神。为保护人世,高天原与七恶神之军展开了一场大战,战事旷日持久,最终将八岐大蛇擒获。八岐大蛇被关押于神狱,而另外六恶神被封印于六道之中。高天原计划审判八岐大蛇。在审判场上,本应由天照大神对蛇神判罪,须佐之男对蛇神处刑,摧毁其神格,令其灰飞烟灭。然而审判却出现了意外。关于这场审判的经过,世人所知甚少。唯一得知的,就是本该被彻底诛灭的蛇神,最终却被封印在狭间,高天原的一半从天陨落,去向不得而知。此后,原本庇护人类的高天原也和人世少有往来。而当年审判上到底发生了什么,更是众说纷纭。也许,只有身为三贵子的天照大神、月读和本该诛灭蛇神的须佐之男知晓真相。有人说,必是三人中出了叛徒,还有人说,叛徒非须佐之男莫属。今日既然荒大人与御馔津都在,可否将二人所知的真相说出?兴许真相中,就隐藏着这一战的胜机。
【御馔津】
「それは……実は……」
这……其实……
【荒】
「人间は天命を推测すべきではない。噂を気にする必要はない。いずれ真実を知る时が来るだろう。」
天命岂容凡人揣测。你们无需在意谣传,时机一到自会知道真相。
【小白】
「荒様は本当に顽固ですね……いずれにせよ、ヤマタノロチの目的の一つは、高天原への復讐のようですね!昔、高天原はヤマタノロチを倒したのですから、きっと策があるのでしょう。」
荒大人还真是顽固呢……不管如何,听起来八岐大蛇的目的之一就是对高天原覆仇呢!既然曾经的高天原能击败八岐大蛇,那自然是有对策才对。
【晴明】
「蛇神を倒す神器天羽々斩も、蛇神と共に人世に落ちてきた。しかし、この神器を使える者は限られている。仮に封印を解くことができたとしても、それを使える者がいないかもしれない。」
能击败蛇神的神器天羽羽斩,也随蛇神一并落入了人世。但能使用这把神器的人十分有限,即使能够解开封印,恐怕也找不出能够拔出它的人。
【荒】
「それはどうかな。」
那倒不一定。
【小白】
「え!?」
咦?!
みんなが荒に目を遣ったが、荒は口をつぐんだ。御馔津は慌てて、荒の前で仲裁した。
众人看向荒,然而荒却不再说话。御馔津急忙走到荒的前面打圆场。
【御馔津】
「つまり、邪神を止めるには、皆で力を合わせて仪式を中断するのが一番确実な方法なの。仪式を中断する方法は二つしかない。一つは仪式を行う阵眼を抑え、无理やり闭じること。もう一つは仪式を行う者、つまり蛇神を倒すこと。でも、蛇神を攻撃するのは今のところ得策じゃない。阵眼を破壊する方法を検讨した方がいいと思う。晴明様はどう思う?」
总而言之要阻止邪神,最稳妥的方法就是大家齐心协力,一起来打断他的仪式。打断仪式的方法无外乎两种,其一是压制启动仪式的阵眼,强行关闭仪式。其二则是击败开启仪式的人,也就是蛇神本人。但此时攻击蛇神并非良策,果然还是从破坏阵眼的方向开始考虑为妙?不知晴明大人意下如何?
【晴明】
「阵眼の位置はすでに调べてある。」
阵眼的位置,早已调查清楚了。
【荒】
「ほう。」
哦。
【晴明】
「しかし、ヤマタノロチのような狡猾な相手には、策略が一つしかなければ必ず见破られてしまう。そこで今回は复数の策で蛇神を倒そうと思い、皆をここに集めて协议してもらった。」
但要应对八岐大蛇这般狡猾的对手,只用一种计策,一定会被他看穿。因此我此次特意请诸位来商议,就是想要和诸位一起,以多重计划击败蛇神。
【御馔津】
「复数の策?」
多重计划?
【晴明】
「ヤマタノロチが発动した阵眼は六つあり、おそらくそれぞれが各天羽々斩と関係している。阵眼の付近では、ヤマタノロチが万全の准备を整え、罠や蛇魔を配置して、我々が来るのを待ち构えているだろう。恐らく阵眼を攻め落としても、仪式を止めることはできない。その力を弱化させ、仪式を遅らせることしかできないだろう。そこでだ。御馔津、玉藻前、酒呑童子、铃鹿御前、帝釈天、そして黒晴明……皆が各队を率いて、六つの阵眼をそれぞれ攻め落としてくれ。これが一つ目の计画、「目くらまし」だ。」
八岐大蛇所发动的阵眼一共有六处,或许是每处都对应着一把天羽羽斩。在阵眼附近,八岐大蛇想必做了万全的准备,放置了陷阱和蛇魔等着我们前往。而攻克阵眼恐怕未必能阻止仪式,只能削弱阵眼的力量,延缓仪式的开启。因此,我希望能由御馔津大人、玉藻前大人、酒吞童子大人、铃鹿御前大人与帝释天大人,以及黑晴明……诸位各自率领一队人马,分别前去攻克六处阵眼。此为第一重计划,也就是障眼法。
【铃鹿御前】
「目くらまし?つまり……」
障眼法?你的意思是……
【晴明】
「そうだ。二つ目の计画こそが私の本当の目的……ヤマタノロチに奇袭をかける。」
没错,而第二重计划,才是我真正的目的——出其不意,袭击八岐大蛇本人。
【帝釈天】
「まさか、あなた自ら蛇神に奇袭をかけるつもりか?」
你难道是打算亲自去突袭这位蛇神吗?
【晴明】
「その通りだ。しかしそれだけではない。御馔津が我々数人の幻影を连れて阵眼へ行き、全力で攻撃しているように敌に错覚させる。」
正是。但不仅如此,我希望御馔津大人能带领我们几人的幻影前往阵眼,制造出我们正全力攻克阵眼的假象。
【荒】
「では、君も一人で行くつもりではないのか?」
这么说你也并非是打算孤身前往了?
【晴明】
「草薙剣を持つ荒にも、共に来てほしい。」
我希望持有草薙剑的荒大人,能够与我一同前往。
【荒】
「我々二人だけか?」
就我们两个?
【晴明】
「もう一人いる。」
还有一人。
【神楽】
「私も行く。」
是我。
【源博雅】
「だめだ!神楽が一绪に行く?そんなこと、俺が许さない!」
我不同意!我不同意神乐跟你们一起去!
【神楽】
「でもお兄ちゃん、私、前から晴明と约束してたの。」
哥哥,可是我事先,就已经答应了晴明的。
【源博雅】
「そんな大事なことを、どうして今までずっと黙っていた!」
为什么这么重要的事情到现在才跟我说啊!
【神楽】
「お兄ちゃんは反対するって分かってたから……この作戦には、ヤマタノロチに重伤を负わせたことのある、私の霊力が必要なの。」
就是因为知道博雅哥哥会这样……我的灵力曾经重伤过八岐大蛇,对这次行动来说是必不可少的。
【源博雅】
「せめて俺も一绪に……」
至少也让我跟着一起——
【晴明】
「三体以上の幻影は、ヤマタノロチに気づかれる可能性が高くなる。」
幻影超过三人容易被八岐大蛇发现。
【源博雅】
「なら、俺が代わりに行く!」
那你别去我去!
【荒】
「では谁が幻术を使う?」
那谁来用幻术投影呢。
【源博雅】
「お前が……」
那你——
【神楽】
「荒様は草薙剣を持ってるから、できない。」
荒大人有草薙剑,是无可替代的。
【源博雅】
「お前ら……!!!」
你们——!!!
【晴明】
「博雅、约束する。必ず神楽を守り、无事に君の元へ返す。」
博雅,我向你保证,一定会保护神乐的安全,把她完好无缺地带回你身边。
【源博雅】
「だが……」
可是——
【荒】
「私の月镜があれば、神楽と连络を取ることもできる。」
有我的月镜在,若你想与神乐取得联系,也并非难事。
【源博雅】
「お前……!!」
你这——!!
【御馔津】
「どうしても不安なら、私を人质にして。その代わり、荒様は必ず神楽さんを连れて帰ってくるから。」
博雅大人如果实在不放心的话,可以把我当作人质,这样荒大人必然要拿神乐小姐回来交换的。
【源博雅】
「谁がお前を人质にするか!それだと神楽があっちの人质になるだろ!ちっ、腹が立つぜ、お前ら!分かった!俺もできるだけ神楽と一绪にいるふりをする。神楽を无事に连れて帰れよ!」
谁要你当人质啊!这样神乐不就成了那边的人质了吗!啊,气死我了,你们这群家伙!我知道了,我知道了!我会尽量装作跟神乐在一起的样子,但你们一定要把她给我安全送回来!
【铃鹿御前】
「ははははは、今まで気づかなかったが、あなたの周りにいる者达はなかなか面白いな。」
哈哈哈哈哈,之前没有发现,你身边的这群家伙还都挺有意思的。
【八百比丘尼】
「どなたかと同じで、素敌で时々面倒な家族ですね。」
和某人一样,都有着可爱又令人有些头痛的家人呢。
【铃鹿御前】
「あなたが何を言おうと、もう简単に挑発されたりはしない。今回の目的は、汚された铃鹿山と、亡くなった海国の民の敌を讨つことだ。あの蛇神の首を取るまで、休むわけにはいかない。」
就算你作弄人手段高超,我也不会再轻易被挑衅了。此行的目的是为被污染的铃鹿山和葬身的海国子民们报仇,不拿到那蛇神的首级,我是不会罢休的。
【八百比丘尼】
「なるほど。ではこちらの鬼王さんは、どうお考えですか?」
原来如此,不知这边的鬼王大人又意下如何?
【鬼王酒呑童子】
「鬼道の信条は自由であることだ。蛇魔に汚された鬼族が自由を失った傀儡と化した末に、いくら戦ったとしても敬意を得ることはできない。彼らもあのヤマタノロチに復讐したいだろう。鬼王として、彼らの期待を裏切ることはできねえ。」
鬼道的信条原就是无拘无束,被蛇魔污染的鬼族却沦为没有自由的傀儡,再怎么争强斗胜,也无法收获敬畏。他们想来也想要向那八岐大蛇报仇吧,身为鬼王,我又怎么能辜负他们的心意。
【帝釈天】
「蛇神、鬼族、铃鹿山……(何とも言えない懐かしい感じがする。まだ気づかぬうちから、その中にいたような気さえする。隠された意図を调べる必要がありそうだ。)」
蛇神,鬼族,铃鹿山……(这一切说不出的熟悉,似乎在我所不知道的时候,就早已置身其中。看来还需调查这之中的隐情。)
各々の出発时间を决め、中庭には晴明と神楽だけが残った。
众人约定好整兵出发的时间后,院中只剩下了晴明和神乐二人。
【晴明】
「荒は何か隠しているようだ。ヤマタノロチの目的は高天原だと认めたが、全てを明かしはしなかった。高天原の使者であるにも関わらず、ヤマタノロチのもたらした危机に対して、全力を出していなかった。この前も雪域で、天羽々斩を调べに来ていたのに、封印が解けるかどうかは気にしていなかった。全て、辻褄が合わない。」
荒似乎有所隐瞒。明明已经承认了八岐大蛇的目的是高天原,却不肯和盘托出。他身为高天原的使者,对八岐大蛇制造的危机,一直却保留实力在行动。先前在雪域,他分明是来调查天羽羽斩,但又为何不管封印松动一事。这一切都超出了常理。
【神楽】
「晴明は、荒様に何か问题があると思ってる?」
晴明是觉得,荒大人有问题吗?
【晴明】
「……今回は、彼の态度を観察してみようと思う。それで高天原の状况が明らかになるかもしれない。」
……这次的行动,我也想观察他的态度。这样或许便能弄清高天原的情况。
人界と妖界が交わる黒夜山と大江山の境目では、阴界の裂け目から蛇魔が続々と出てきている。黒镜には、阴の気に侵された様々な惨状が映し出されている。それを见るロチは、まるで美しい景色を见ているかのように微笑んでいた。
黑夜山与大江山的交界之处,人鬼两界交汇之地,阴界的裂缝中源源不断地涌出蛇魔。黑镜之中,呈现出被阴气所侵蚀的种种惨状。八岐大蛇观察着这一切,如同在欣赏不可多得的美景一般露出笑容。
【ロチ】
「晴明、可爱い子羊。もう深渊の罠にかかっていることに気づいていない。ふふふ、未熟だった果実も熟したな。あとはその甘さを味わうだけだ。」
晴明,可爱的羔羊啊,竟殊不知自己已步入了深渊陷阱。呵呵呵,曾经青涩的果实已变得成熟饱满,只待我去品尝它的甘甜了。