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终焉之章 ⑧审判

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终焉之章

8审判

六つの阵眼の制圧を终え、一行はヤマタノロチのいる场所へと急いだ。

仪式的六个阵眼都压制成功后,众势力纷纷赶往八岐大蛇所在的位置。

【黒晴明】

「あれが帝釈天が言っていた、ヤマタノロチの审判场か。」

那就是帝释天所说的,八岐大蛇审判场的位置吗。

禁じられし地の奥深く、山顶の密林にある庙の上空では、巨大な岚の目のように云が涡巻いている。太阳と月の辉きも、ここでは色を失う。まるで何かを恐れるかのように、奇妙な中心部の周りを旋回しながら、近づこうとしない。ここは絶対的な「虚空」であり、不吉な灾いの降临を予感させる。そしてこの絶対的な「虚空」の中には、壊れた镜が浮いている。

在禁地深处,隐藏在山顶密林族庙之上的空中,是如同巨大暴风眼般的风云漩涡。日月的光辉在这裏共同失色,如同惧怕着什么一般围绕着这诡异的中心旋转却不肯接近。这裏是一片绝对的「虚空」,仿佛不祥的灾祸即将从中降临。然而这片绝对的「虚空」之中,却漂浮着一面破碎的镜子。

【黒晴明】

「あれは……云外镜か?」

那是……云外镜?

云外镜の欠片がいくつか空中に浮かんでいる。各欠片には、厳岛、永生の海、天域などの景色が映し出されている。また同时に、各地の住民たちがその中で奔走し、笑い、生活している様子を见ることができる。欠片は异なる景色を映しながら旋回し、それぞれが徐々に近づいていく。最后には空中で一つに合わさった。重なり合ったその瞬间、镜に映った各地の光景は、壮大な戦场の景色へと変わった。人间、鬼族、人鱼、天人。谁もが残忍な戦いの中に身を投じていた。まるで、国境を接していない地域が一つの巨大な戦场となったかのように、ありとあらゆる种族が镜の中で前代未闻の戦いを缲り広げている。欠片が合わさって出来た白镜の下に座すのは、黒镜であった。

数块云外镜的碎片在空中漂浮,碎片中各自映出严岛、永生之海、天域等地的景色。同时也映照出各地的住人们在其中奔走、谈笑、生活的样貌。碎片一边映照着不同的景象,一边旋转,彼此的边沿逐渐拼接起来,终于在空中拼合在了一起。然而在破镜重圆的那一瞬,镜中各地的景象均化为了壮阔的战场。人类,鬼族,人鱼,天人们无一不置身于残忍的交战之中。仿佛互不接壤的地域也合为一体般化为巨大的战场,所有的种族都兵戎相向,投身于镜中这场史无前例的大战。在由碎片拼凑而成的白镜下方端坐着的,正是黑镜。

【ロチ】

「全ての命を救おうと思っていたのに、全ての命が杀しあう惨剧を招いてしまったことを、お前はどう思う?」

本是想拯救众生,反倒却成为了毁灭众生的帮凶,你觉得如何?

【黒晴明】

「白镜が都を汚染し、我々の手の中で壊れ、また我々が欠片を持って各地に赴き浄化するように仕向けたのも、罪を集めるためだったのか?」

使白镜污染京都,碎裂在我们手中,又引导我们将碎片带去各地凈化,就是为了收集众生的罪孽吗?

【ロチ】

「白镜は万物の罪を忠実に记録し、正确に投影しているだけだ。」

不过是白镜忠实地记录下众生的罪行,并如实地投射出来罢了。

镜に映る戦いでは、主人公が俗世の人々から晴明へと変わり、人々が六つの阵で蛇魔を虐杀する姿が白镜によって再现された。无数の蛇魔との戦いが终わった时、黒晴明の身体は血で赤く染まっていた。しかし冷酷な彼は、まるで何も気にならないかのように、辺り一面に散らばる死体を踏みつけて进んでいった。

镜中映出的大战,主角从世人变为晴明等人,众人在六处阵法处与蛇魔屠戮的身影被白镜一一再现了出来。与众多蛇魔战斗结束的黑晴明浑身染红,然而他依旧冷酷非凡,仿佛置身事外般地踩在满地的遗骸上前行。

【黒晴明】

「悪趣味だな。」

恶趣味。

【ロチ】

「まぁそう言うな。太古より审判とは公平公正であり、罪の记録は详细であればあるほどいい。その方が人々も纳得するだろう?」

别这么说,自古以来审判能够公平公正,罪行的记录,自然是要越详细越好,结果才能使人信服不是吗?

【黒晴明】

「我々が贵様の计画を邪魔したから、贵様は我々を裁くのか?」

你要审判我们吗,因为我们阻挠了你的计划?

【ロチ】

「それは违うな。この审判はお前达なしでは実现しなかった。私はお前达には感谢の気持ちしかない。お前达は大罪人としてこの审判に名を连ねているが、感谢の意を表して、お前达を最高の観覧席に招待しよう。さて、ようやく私からお礼を赠る时が来たようだ。黒镜。」

不,这场审判若没有你们根本就无从谈起,我对诸位只有满心感激。故而你们虽在审判的大罪人之列,我却将你带来这最高等的观席之上,以表谢意。现在,终于轮到我向诸位献上谢礼的时候了。黑镜。

【云外镜·阴】

「……」

黒镜が空に浮かび、人形から镜へと変化した。镜面が白镜とは异なる方向に向く。镜には巨大な审判场が映し出された。さらに一回転すると、镜面に太阳と月の残光が映り、ヤマタノロチの足元に反射した。残光が地面を照らすと、巨大な建筑物が土の中から现れた。元々あった庙は倒れ、山と大地は崩壊した。金色の支柱がヤマタノロチの足元から飞び出し、ヤマタノロチを云の端まで运んだ。岚の目の真っ黒な中心には、やはり巨大な天秤があった。同时に天秤の周りの地面から観客席が飞び出した。银灰色の壁からは高天原の厳かさが伝わってくる。ヤマタノロチの约束通り、黒晴明の席は最高位の神族に与えられる観客席であった。蛇神は自らの手で作った杰作を眺めながら、天秤の真ん中の审判席に座った。そこからは审判场全体を眼下に収めることができる。その下には黒晴明の座っている场所があった。

黑镜升入空中,由人形化为镜,镜面转向与白镜不同的方向。镜中映出一座巨大的审判场,再一转,镜面接收了日月的残光,反射至八岐大蛇的脚下。残光所照耀的地面上,巨大的建筑破土而出,使原本的族庙倒塌,山林土地崩裂。金色的支架从八岐大蛇的脚下升起,将八岐大蛇送入云端,立于暴风眼漆黑的正中心的,竟是一座巨大的天平。与此同时,天平四周的地面升起观客的席位,银灰色的墻面透露着属于高天原的庄严肃穆。而正如八岐大蛇所承诺的那般,黑晴明所在的席位正是最高阶神族的观客席。蛇神扫视了一下自己的杰作,最终坐在了天平正中的审判席上,从他所在之处可将整个审判场收入眼底,而在他下方正是黑晴明的所在。

【ロチ】

「どうだ、気に入ったか?」

这谢礼,你可满意?

黒晴明が答えようとすると、雪女が彼の前に飞び出して、邪神をにらみつけた。その手から氷晶が放たれようとしたまさにその时、目の前に降り立った大天狗が雪女を止めた。

黑晴明正欲回答,雪女却先一步挡在了他的身前,抬起头来直视邪神的双目。她手中凝结了冰晶即将射出,然而大天狗降落在她的身前,一手拦住了雪女。

【大天狗】

「やめておけ。」

别轻举妄动。

三本の矢が三人の后ろから飞んできて、一本は真っすぐ天秤の上にいる蛇神に向かっていったが、軽く躱されてしまった。残りの二本は黒晴明と雪女の足元に隠れていた蛇魔を贯いた。源博雅が手に长弓を持ち、林の中から飞び出して三人の前に立った。

诛邪箭从三人身后划破长空,一支径直朝着天平之上的蛇神而去,却被轻易躲过。另外两支射穿了隐藏在黑晴明和雪女脚边蓄势待发的蛇魔。源博雅手执长弓,从林中跳出,站在了三人身前。

【源博雅】

「流石は邪神だ、ほんの一瞬も警戒を缓めないとはな。それならば、俺はお前に対して一骑打ちで戦う义理を通す必要もない!」

不愧是邪神,真是一刻也不能放松警惕。既然如此,我看跟你也就不必遵守什么单打独斗的道义了!

そういうと、天马と鬼船に乗った帝釈天と铃鹿御前がそれぞれ审判场に降り立った。

话毕,驾驭天马和鬼船的帝释天和铃鹿御前也分别降落在了审判场上。

【铃鹿御前】

「これは一体?阵眼を镇圧したら、仪式は止まるはずでは?」

这到底是?镇压了阵眼,仪式不应该终止了吗。

【黒晴明】

「黒镜の仕业だ。おそらく元々どこかに存在していた建筑物が现世に投影されたのだろう。」

是黑镜所为,恐怕是将原本存在的某处建筑投影到了现世。

【帝釈天】

「これはまさに、私が幻境で见た审判场だ。审判场を现世に持ってくること、それがヤマタノロチが长い间温めていた计画なのか。恐らく彼自身がこの地と深いつながりがあるのだろう。」

这就是我在幻境中所看到的审判场。将审判场带来现世是八岐大蛇蓄谋已久的计划,恐怕他自身和这个地方颇有渊源。

胧车に乗った玉藻前一行と御馔津达も続けざまに到着した。

乘坐胧车的玉藻前一行和御馔津等人也紧随其后赶到。

【御馔津】

「……ここは、高天原に记载のあった、数千年前にヤマタノロチを笔头とする罪深き神を处刑する为に作られた场所。处刑の神、须佐之男もここで姿を消した。今はもう存在しているはずのない场所なのに……」

……这裏,是高天原记载中,数千年前曾为处刑八岐大蛇为首的罪神而建的刑神场。也是处刑之神须佐之男当年消失的地方,如今应该已不覆存在了才对……

【铃彦姫】

「これほどの计画、単なる復讐ではなさそうだ。一体どんな目的が?」

如此大手笔,当真不像是单纯的覆仇,究竟是有何目的。

【蝉氷雪女】

「彼は一体、谁を裁こうと?」

那他,到底是想审判谁?

それぞれが议论をする中、縁结神は最初から最后まで头を抱えて考え込んでいた。

在众人的谈论中只有缘结神从头到尾都在一旁抱头默念着什么。

【縁结神】

「まさかあれが……?!」

难道是那个要来了吗!

【ロチ】

「おっと、忘れていた。この审判场には、あるものが足りない。」

我怎么忘了呢,这审判场上,还缺少一样东西。

そう言い终える前に、远くの空から五つの辉く流れ星が突然现れ、闪光のような速さで处刑场の方向へと飞んできた。

话音未落,远方的空中突然出现了五颗明亮的流星,如同闪电一般飞速朝着刑场的方向飞来。

【小白】

「縁结神様、早くあれが何か教えてください!縁结神様の様子を见ていると、小白もすごく不安になります!」

缘结神大人你倒是快说那是什么啊!小白看你这样都着急得不行了!

【縁结神】

「あれが何かじゃと!あれは全ての神が恐れた、伝説の神杀しの武器じゃ。高天原の神々は皆、幼い顷から闻かされてきた。たった一振りで神を灭することができるという……」

还能是什么!不就是传闻中所有神都最怕的弒神凶器,高天原众神从小听到大的恐怖故事,只是随便一挥就会让神明神形俱灭的——

五つの流星が互いに入り乱れながら、岚の目の中心に入り込み、神々の处刑场の方向へとてつもない速度で飞来した。その后ろでは、夜のような幻境がまるで流星を追いかけるかのように、空から大地へと浸蚀を始めていた。流星が处刑场に入り込んだその瞬间、潮水のように暗黒が大地を包み込み、世界中を埋め尽くした。五つの金色の光が、ほとばしる雷のように皆に向かって袭い挂かった。

五颗流星互相环绕着冲入暴风眼的正中,然后朝着刑神场的方向以极快的速度冲了下来。在其身后,夜幕般的幻境如同追逐着流星一般随着它们自空中向大地侵蚀,直到流星撞向刑神场的一瞬,潮水般的黑暗包裹了天地,席卷了整个世界。五道金色的光芒如同迅捷的雷电一般朝着众人的方向袭来。

【炼狱茨木童子】

「地狱の手!」

地狱鬼手!

その时、胧车に乗った鬼王一行が空から现れ、神器の落下によって広がった光を遮った。

就在此时,乘着胧车突然赶到的鬼王一行人从天而降,出手挡住了神器落地所溅射的光芒。

【炼狱茨木童子】

「おい、お前の神形は消灭したか?」

餵,小丫头,你神形俱灭了吗?

【縁结神】

「消灭してはおらぬ!」

没、没有!

光が雾散すると、天秤の周りに浮かぶ五本の剣の形をした神器が处刑场の五つの角に现れた。

光芒散去,五柄剑形的神器出现在了刑场的五个角落,漂浮在天平的四周。

【鬼切】

「これはまさか……」

这难道就是……

【源頼光】

「伝説の神器、天羽々斩か。かつて自らを处刑した神器を、未だ手元に持っておき操るとは、何という度胸だ。」

传闻中的神器天羽羽斩。竟然这般操纵曾处决过自己的神器,还放在身边,也算是有胆识了。

处刑场の周囲から突然妖火が立ち昇り、审判场から抜け出そうとする人々を阻む障害となった。火の中には酒呑童子の姿が见える。

刑神场的周围突然升起妖火,火焰化为屏障隔断了审判场的内外进出,火焰中出现了酒吞童子的身影。

【鬼王酒呑童子】

「ようやく会えたな、ヤマタノロチ。今日は人が少し多いが、皆部外者ではない。お前の被害者达だ。俺はこの审判场を妖火で外部と断絶させた。だからお前が蛇魔を召唤しようとしても、无伤では入ってこれない。たとえここを出られても、鬼兵部がお前を待っている。ゆっくり话をしようじゃねえか。」

终于见面了八岐大蛇,虽说今日人多了一点,可在场的不是外人,都是你的苦主。我已用妖火隔断了这个审判场,所以就算是你召唤的蛇魔,也不能毫发无损地进入这裏。即使出去了,外面还有一圈鬼兵部等着你,这下子,我们可得和你好好聊聊。

【ロチ】

「私と何を话すつもりだ?」

不知鬼王是想聊些什么?

【鬼王酒呑童子】

「こんな刑具を用意して、お前は谁を处刑するつもりだ?」

召来这些刑具,你是想处刑何人?

【ロチ】

「谁を处刑する?私はこの处刑场を建てても、この神器を作ってもいないし、裁决の规则を定めてもいない。それなのになぜ私が谁を处刑することになるのだ?鬼王よ、この世の命というものは、舞い散る桜の花びらのようなものだ。万物には夜桜のような美しさがある。それは何度见ても、私を惊嘆させる。そしてそれを讃嘆しようとする时、同时にその花びらの脆弱さを恐れ、声をひそめるのだ。桜の花は脆く、私が少し息を吐くだけで散ってしまう。しかし桜の花は私を感动させる。私も息を漏らさずにはいられない。私がどうしても讃嘆してしまうのは、神の慈悲の证明だ。私は命の美しさに魅せられてしまう故、万物の全ての罪を甘んじて受け入れるのだ。桜の木の下に死者が埋まっているのであれば、私はその死者の骨をも爱でる。もし世の人々が罪人になれば、私はその罪をも爱でるのだ。しかし彼女はそれ许容しない。神は罪を、罪を犯した命を赦すことはできないのだと彼女は言う。自らを最も罪のない者だと言う彼女は、自らの神格を使って罪神の悪行を裁くことにした。しかしお前达の今の様子を见ていると、千年前の自分を思い出さずにはいられない。

あの时の私も、この处刑场で、天秤の上の审判者に问いを投げかけた。私はこう寻ねた。これは全て公平に行われているのか、それとも世の中の万物が裁かれる运命にあるのか、と。すると彼女はこう答えた。もしこの天秤の上で有罪となれば、お前は许されざる罪人だが、世の人々は无罪だと。そうして私は、彼女の独断専行がもたらした结果を见せてやろうと决めたのだ。天羽々斩を高天原の地面に突き刺すと、高天原の半分は坠落し、多くの神族が人间界に堕ちた……」

处刑何人?我既没有建这刑场,也没有铸造这神器,更没有制定裁决的规则,如何能说是我要处刑何人。鬼王啊,这世间的生命在我看来如同落樱。万物如夜樱般悄然绽放的美景,无论目睹多少次,都使我惊嘆,然而想要讚嘆之时,却又怕惊动了那脆弱的花瓣而轻声细语。樱花脆弱,只我一吐吸间就会坠落,但樱花之动人,竟然让我甘愿为之屏息噤声。我将这甘愿当作是讚嘆,是神之慈悲的证明,当我被生命的美景所魅惑,故甘愿接受万物的一切罪责。若樱树下埋有枯骨,我就要讚美那枯骨,若世人化为了罪人,我就要讚美那罪行。但她却毫不动容,她说,神不能原谅那吸食罪孽,犯下罪行的生命。她自称是世间最无罪之人,决心用自己的神格衡量罪神的恶行。而看到你们如今的样子,真是让我想起了千年前的自己。当年的我,也是这样站在这刑场上,质问天平顶端的审判者。我问道,这所为当真是公平的论断,还是将世间万物都置于被审判的境地。她却答道,若在这天平之上论罪,你罪无可赦,但世人定会无罪。于是我决心让她看到一意孤行的结果,天羽羽斩挥向高天原的土地,高天原一半陨落,成百上千的神族坠入人间——

【铃彦姫】

「あんたの言う「彼女」って?」

你口中的「她」难道是?

【ロチ】

「真実を知りたいか?」

想要知道真相吗?

【御馔津】

「私达があなたの前に出てきたのは、真相を知るためよ。」

我们今日来到你的面前,就是为了真相。

【ロチ】

「ならば教えてやろう。この因果の始まりは一体どのようなものだったのか……」

既然如此,我就将真相赐于你们,这因果连锁的开端,究竟是怎样的风景——

ヤマタノロチの神力によって、处刑场に当时の幻影が浮かび上がった。空の観客席に、辺りを埋め尽くすほどのたくさんの高天原の神々が现れた。ヤマタノロチは、罪人のいるべき场所に囚われていた。

在八岐大蛇的神力驱动下,刑场中浮现出当年的幻像,空旷的观席上顿时坐满了成百上千高天原众神。而八岐大蛇则被禁锢于罪人之位上。

【高天原の神官】

「蛇神が私的に邪神を放ち、人の世に害を与え、高天原を陥れようとしたことについて、神王様に裁きを求めます。」

蛇神私自放出恶神,为害人间,谋逆于高天原,罪恶滔天,今日在众神前问罪,恳请神王裁决。

厳粛な声が天秤の上の审判席から伝わって来た。その声は非常に厳格で、人を畏怖させるほど冷酷だった。その轮郭は光に包まれていて、颜を上げて直视するだけで、その辉きに焼かれるようだった。

一个充满威严的声音自天平顶端的审判席上传来,其中的庄严和冷酷令人心生畏惧。其轮廓被光辉所笼罩,只是抬头直视,就几乎要被光辉灼伤。

【天照】

「审判を始める。」

开启审判。

天照の神格を象徴する八咫镜が天秤の片侧から降下し、罪を测る基准となった。同时にヤマタノロチの神格が取り出され、天秤のもう片方に置かれた。善悪を测る天秤の、ヤマタノロチの神格を乗せた方が重く沈み込み、その罪の重さを示した。観客席の神々は惊きを隠せず、あちこちから惊嘆の声が闻こえた。谁も目の前の光景を信じられないようだった。あちこちから闻こえる惊嘆の声を打ち破ったのは、ヤマタノロチの笑い声だった。

象征天照神格的八咫镜降下在天平的一侧,作为衡量罪行的标准。与此同时八岐大蛇的神格也被取出,置于天平的另一侧。善恶相抵后,八岐大蛇神格的一侧重重地沈了下去,其罪行之深重空前绝后,令观席上的众神震惊不已,惊嘆之声此起彼伏,仿佛无人敢相信眼前的所见。然而打破这此起彼伏的惊嘆声的,正是八岐大蛇的笑声。

【神堕ロチ】

「ははは……」

哈哈哈……

【高天原の神官】

「邪神め!天照様の御前で无礼であるぞ!」

邪神!不得在天照大人面前无礼!

【天照】

「静粛に。」

肃静。

审判场に満ちていた様々な声は突如静まり、处刑场にはヤマタノロチの笑い声だけが响いた。群众はその恐ろしい笑い声のこだまが消えるのを、沈黙して待っていた。

原本充斥在审判场的斥责,惊诧,私语顿时退去,回荡在刑场上的,只有八岐大蛇一人的大笑。众人噤声等了许久,才终于等到那可怖的笑声消失在干涩的回声裏。

【天照】

「蛇神よ、気は済んだか?」

蛇神,可是终于尽兴了?

【神堕ロチ】

「気が済む?楽しいことが始まったばかりだというのに。私はただ、期待の拍手を送っただけだ。天照よ。八咫镜を基准として罪が軽ければ无罪、重いと有罪。これは谁の决めた规则だ?」

尽兴?哪裏有人会在好戏开幕之时尽兴,我不过是献上期待的掌声罢了。天照啊,以八咫镜为准,轻于它则无罪,反之则行刑,是谁定下的规矩?

【天照】

「私だ。」

吾。

【神堕ロチ】

「天照よ、罪が无いとはよく言ったものだ。高天原に神留坐す八百万神のことを知らず、善悪を相杀した后、一体何人の神格がその八咫镜よりも軽くなる?私やここにいる神々は、その神格がこの天秤の八咫镜よりも重く、法廷での处刑に値する罪深い神であり、灰になって消灭されるべきと本当に思うのか!」

天照,你自称无罪,又如何知道在座的万千众神裏,能有几人的神格善恶相抵后,轻过你的八咫镜?你胆敢断言,无论是我还是在座众神,只要神格在这天平上重过八咫镜,就是该被当庭处决的罪神,理应灰飞烟灭吗!

ヤマタノロチは天照が黙りこくる中、更に大きな声で笑った。

八岐大蛇在天照的沈默之中笑得更大声了。

【神堕ロチ】

「神王よ、なぜ何も言わない?お前の民达はお前の口から答えが出るのを待っているぞ。お前の下す决断を。私が长い间、その结末を见たくて待ち焦がれていた事も知っているだろう。」

神王啊,为何闭口不言?你可知你的子民们都在等候着你口中的答案,你口中的决断。你可知我早已迫不及待地想去看那末路的盛景。

【天照】

「今すぐ刑を执行しろ。」

即刻行刑。

それを闻いて、高天原の处刑の神……须佐之男が、ようやく天照の后ろから现れた。彼は铠を见に缠い、处刑臺へと向かった。

闻言,高天原的处刑之神——须佐之男,终于出现在了天照的身后,只见他身披着战甲,走向处刑臺。

【须佐之男】

「须佐之男は命令を受诺した。」

须佐之男在此领命。

须佐之男が手に稲妻を集めて一振りの天羽々斩を生み出すと、続いて巨大な天羽々斩が五本も天秤の上空に召唤された。五本の剣は处刑场を中心に旋回すると、突然空中で止まり、ヤマタノロチを同时に刺した。紫黒の血が飞び散り、白い大地を黒く染めた。紫黒色がゆっくりと地面に広がり、常に微笑みを颜に浮かべていた头も、生気がなくなり下を向いた。

须佐之男以雷电在手中凝聚出一把天羽羽斩,接着召唤五把巨大的天羽羽斩出现在天平上空。五把剑环绕在刑场上旋转,突然定格在空中,猛地一并刺向了八岐大蛇,紫黑色喷溅而出,染黑了洁白的地面。紫黑在地面慢慢汇聚,一直带着笑容仰头看向天照的那颗头颅,也终于垂落了下来,毫无生气。

【高天原の神官】

「刑は执行された。审判はこれにて……」

刑毕,审判结——

そう言い终える前に、神官は喉を绞られたように声が出せなくなった。首筋に鋭い切り伤ができただけで、振り返る间もなく、彼の头は金色の液体に覆われ、地面に転がっていたのである。地面から头を持ち上げて向かってくる人影が不気味な笑みを浮かべている。仪式の神官は、その人物が须佐之男であることに気がついた。

然而神官未能说完,像是被扼住了咽喉般无法发出声响。只见他的脖颈上瞬间出现一道锋利的切口,还未等他回过神,他的头颅竟已滚落到了地面上,满地都是金色的液体。恍惚中看到一个身影向自己走来,将头颅从地面举起,待仪式神官看清,才发现来人的笑容毛骨悚然,正是须佐之男。

【须佐之男】

「审判が终わった?いや、これで终わっていいはずがない。处刑するべき罪人はまだこんなにたくさんいるんだ。」

审判结束?不,怎么会就这么结束了呢,要处刑的罪人还有这么多。

须佐之男は神官の头部を手に持ち、天秤の方向を向かせた。元々ヤマタノロチの神格に缠わりついていた紫黒色の蛇魔が散开していく。その下に现れたのはなんと、处刑の神である须佐之男の神格であった。

须佐之男抓住手中的头颅,令它转向那天平的方向。只见天平上原本八岐大蛇的神格上,缠绕的紫黑色蛇魔逐渐散去。而其下所显露出的,竟然是身为行刑神的须佐之男的神格。

【高天原の神官】

「どう……して……」

怎么…会……

【须佐之男】

「なんという皮肉!かつて神狱で、蛇神が私に言った。この审判は彼を处刑するための茶番に过ぎないと。どれほど诚実で、正直な魂であろうと、この天秤の上で无罪を胜ち取ることなどできない。私は彼を嘲笑った。神王天照の慈悲は、邪神ごときに推し量られる程度だったのか?私が尊敬し、忠诚を誓った神王は、我が忠义を罪悪とみなし、我を罪人とみなした。そしてその口で处刑を命じたのだ!そして今、蛇神が正しかったことがわかった!神官よ、私は一体何の罪に问われるのだ?教えてくれ!」

何等讽刺!曾经在神狱中,那蛇神对我说,这场审判不过是为了将他置于死地的闹剧。无论是如何忠义如何正直的灵魂,都无法在这天平上获得无罪的论断,我嘲笑他,神王天照的慈悲岂是邪神能度量的?可我所尊敬效忠的神王,却将我的忠义判定为罪恶,将我判定为罪人,并亲口下达了处刑的命令!如今一见,蛇神竟是对的!神官啊,告诉我,我到底该当何罪?

何も言うことのできない神官は、ただ大きくその両目を见开いて、信じられないといった様子で须佐之男の神格を见つめていた。须佐之男はもう动かなくなった头部を地面に舍て、大股で神殿を駆け上がり、両手を広げて恐れ栗く神々に大声でこう言った。

神官早已不能言语,只睁大着双眼不可置信地看着须佐之男的神格。须佐之男将不再动作的头颅丢弃在地上,大步走上了神坛,张开双手朝着四下震惊的诸神们高声说道。

【须佐之男】

「皆に替わって私が言おう。その罪が罚せられるべきなのか。」

我来替诸位说吧,其罪当诛。

神々は言叶を失った。

众神瞠目结舌。

【高天原の神々】

「よくもまあ邪神と结託して、自らの神族である证明を渡せたものだ。高天原と天照様を裏切ったことになると分かっているのか!天照様、この罪深き者を裁き、この世界の正义を贯いてください!」

你竟勾结邪神,交出了自己身为神族的证明?你可知自己此举是背叛了高天原,也背叛了天照大人!天照大人啊,请您将这叛徒治罪,请您重伸这世间的正义!

审判席に座った天照は目の前の出来事に対して、终始无言を贯いていた。

然而审判座上的天照却看着眼前的一切,自始至终都一言不发。

【须佐之男】

「何も言えないのか。ならば私が言ってやろう。」

无话可说吗,既然如此,我也不客气了。

须佐之男が天羽々斩を呼び戻し、天照の目の前に天高く掲げると、残りの五本の剣もヤマタノロチを离れ、天秤を取り囲んだ。

须佐之男召回天羽羽斩,将剑高举在了天照的眼前,另外五把剑紧接着也离开了八岐大蛇,环绕在天平周围。

【须佐之男】

「天照よ、私が有罪なのなら、お前も有罪だ。お前が有罪なら、万物は全て有罪だ!お前达の罪は私が罚する!」

天照啊,若我有罪,你亦有罪。若你有罪,众生皆罪!你们的罪,就由我来处刑!

空中に浮かぶ天羽々斩が动きを止めた。切っ先が回転し、座っている神々に袭い挂かろうとしていた。突然の出来事に衝撃を受けたのは、处刑场にいる神々だけではなかった。この出来事を目撃した晴明达も惊きを隠せなかった。

漂浮的天羽羽斩停止了转动,剑锋一转,准备朝着座下的众神袭来。突如其来的变故不仅使刑神场上的众神震惊,更是令看到了这一幕的晴明等人惊讶不已。

【御馔津】

「こういう事だったとは……!」

竟会是这样……!

【铃彦姫】

「おかしい……これが真実だとしたら……须佐之男が裏切り、高天原の神々を虐杀したのなら、どうしてヤマタノロチは生き残ったの?」

不……如果真相当真如此,是须佐之男叛变了高天原屠戮了诸神,那如今的八岐大蛇怎可能活着?

【御馔津】

「まさか、あの人が言っていたように二人は共谋して……?须佐之男様が同族を虐杀している隙に、蛇神が逃げた……」

难道真的如那位大人所说,是两神合谋……?须佐大人屠戮了同族,蛇神趁此逃离……

【縁结神】

「あの神を杀した不届き者をよく见るのじゃ。あれが杀人鬼のように见えるか?あれのどこが冷酷な处刑の神に见える?どう见ても……」

清醒一点,看看那个到处屠神的家伙,哪像是会放谁一命的样子!这哪像是那个冷酷的处刑之神了,分明就是……

【御馔津】

「邪神に凭りつかれてるみたい……」

分明就是被邪神附体一般……

荒の声が月镜の向こう侧から伝わってきて、御馔津をなだめた。

荒的声音自月镜的另一侧传来,安抚着御馔津。

【荒】

「目を闭じるな。恐怖によって目を背けるな。さもなくば、千年の悔恨と虚无に苛まれるぞ。しっかり目を开け。真実から逃げ出してはならない。」

不要闭上双眼,不要因为恐惧而转身,否则将是千年的悔恨与虚无。睁开眼,不要从真相的面前逃开。

神の处刑场では、天照が神々の前に降り立ち、彼女の结界は光のように広がった。神兵も天照の背后で反撃の阵を展开した。しかし、武神の长である须佐之男にとっては、神々の抵抗は身の程知らずであった。须佐之男は天羽々斩を使って、踌躇なく高天原の全てを破壊した。倒れた建造物と亀裂の入った大地は、虐杀された神々の遗骸で埋め尽くされた。彼が剣を振るうと天照の足元の大地が割れ、神々と高天原の大地が共に破壊され、云の端から落ちて行った。半分に分かれた高天原の大地が堕ちる时、天照は神力を使ってその半分を支えた。しかしそのせいで须佐之男と戦う余裕はなくなり、身体を使って神々を守ることしかできなかった。

刑神场中,天照降落在了众神面前,她的结界如光辉般伸展。神卫们也在天照身后展开反击的阵法。然而诸神的反抗对武神之首的须佐之男来说,如同螳臂当车。须佐之男驱使着天羽羽斩毫不顾忌地摧毁着高天原的一切,倒塌的建筑和龟裂的土地之上,遍布被屠戮的众神遗骸。他挥剑斩断了天照脚下的土地,欲将众神连同高天原的土地一并毁去,跌落云端。在高天原的土地一分为二坠落之际,天照驱使神力支撑住了一半摇摇欲坠的高天原,却也因此无暇分心于对抗须佐之男,只能以身挡在群神的面前。

【须佐之男】

「胜败は决した。天照よ、お前が守っている罪深い神々を差し出せば、お前の处刑は最后にしてやろう。お前の慈悲の心で臣民を见送るのだ!」

胜负已分,天照啊,若你能交出你身后的罪神们,我倒是愿意将你的处刑留到最后,让你心怀慈悲地送走每一个臣民!

【天照】

「私の背后には千の神がいるが、目の前の敌はたった一人。お前の前には千の神がいるが、背后には谁一人いない。お前の言う通り、胜败は确かに决した。どんな□□を持とうと、お前の魂は胜败を予测することなどできぬ。お前の向かう方向には、败北しかないのだ。」

我身后有千百人,面前只有一人,而你身前有千百人,身后却空无一人。你说的不错,胜败确实已分,因为无论占据了怎样的躯体,你的灵魂无法理解胜负的准则,你所走向的,将是败局。

【须佐之男】

「我が魂は千の神々よりも强く锻え上げられている。しかしお前の魂は千の神々を背负った。そのせいでお前の慈悲は终りを迎える。そして私の慈悲が朽ちることはない。この至高の身体を得た私こそが、新世界の意志なのだ。」

我的灵魂已练就了千百人的强大,可你的灵魂却偏要去承担千百人的弱小,正因如此你的慈悲才走到了尽头。而我的慈悲却能不朽,故而值得最至高的躯体,以及那新世界的意志。

【天照】

「百人力の男でも背后に気を付けなければならない。この道理、武神である须佐之男ならば理解できても、お前には理解できないだろう。お前は须佐之男ではない。正体を现せ、邪神よ。」

能以一挡百之人依然要提防后背,这道理,身为武神的须佐之男明白,你却不明白。你根本不是须佐之男,露出你的真面目吧,邪神。

【须佐之男】

「太阳の女神よ、この両手を使えば、彼が生前成し得なかったことを……お前の处刑を成し遂げることができるのだ。」

太阳女神啊,既然如此我就用这双手,来达成他生前无法达成的愿望,那就是——对你的处决。

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