终焉之章
10六道
诸势力が力を合わせたことで、大蛇神はひとまず撃退した。一方、诸蛇は依然、荒、晴明、神楽の三人を远目に囲みながら、近づいてこようとはしない。黒紫色をした无数の蛇の両眼が彼らを见つめている。まるで今から喰らおうとする获物を吟味するかのように。
在众势力的联合之下,大蛇神终于被暂时击退。而在远离争斗的地方,群蛇仍旧围绕着荒,晴明和神乐三人爬行,却迟迟不肯靠近。无数双紫黑色的蛇眼看向他们,仿佛在确认即将葬身口中的猎物。
【晴明】
「邪神であっても、自分の计画を何度も壊された私たちのことは、ぞんざいに扱う気はないというわけか。」
看来即使是邪神,面对曾经三番五次打乱自己计划的我们,也无法一笑置之吗?
【神堕ロチ】
「私は生き延びるためにあがく姿を称赞する。この戦乱でお前たち三人は泥沼に足を踏み入れながらも、最后谛めようとしなかった。その壮烈にして悲しくも美しい姿から、どうして目を离すことができよう?」
我向来欣赏生命为生存挣扎的姿态。在这战乱之中,你们三人早就步入泥潭却又到最后都不肯放弃地挣扎,这壮烈又凄美的样子,叫我如何能移开双目?
【晴明】
「贵様の过去の过ちから生まれた妖魔どもは、目を向けるに値しないというのか?」
那些因你最初的罪恶而诞生的妖鬼,难道不值得你的註目吗?
【神堕ロチ】
「奴らの诞生によって、私はこの世界の法则の误りに気がついた。しかし、人间として生まれた妖魔は人间と同じく纯粋ではない。ゆえに、私に希望をもたらした奴らも、最后は私とともに新たな世界に向かって歩むことはできなかった。」
他们的诞生曾使我看到了这个世界法则的谬误。但就和人类一样,诞生于人类的妖鬼并不纯粹,故而给我带来希望的他们,最终却无法陪伴我走向新世界的起点。
【晴明】
「御馔津、縁结神、そして铃彦姫は?
」
御馔津,缘结神,和铃彦姬呢?
【神堕ロチ】
「奴らは当时の高天原の诸神とは违う。この世の众生とともにあがこうとする覚悟を持っている。ならば、众生とともに终焉を迎えるのだな。」
诚然她们和当年的高天原诸神不同,有着陪同此世的众生一起挣扎的胆识,那么就与众生一同迎接终焉的到来吧。
【晴明】
「夜刀神と帝釈天は?」
夜刀神和帝释天又如何?
【神堕ロチ】
「私のかつての取引相手なのだ。奴らは最后の瞬间まで、私にたやすく反逆できるという幻想に浸らせておくとしよう。その瞬间の后悔と絶望こそ、私に捧げる最高の谢意だ。そうではないか?」
既然是我曾经的交易对象,就让他们沈浸在能够轻易反叛我的幻想中,直到最后一刻。那一刻的后悔与绝望才会是向我献上的最甜蜜的歉意,你说不是吗?
【晴明】
「ならば、もう一人の私は?」
那么另一个我呢?
【神堕ロチ】
「黒晴明はそもそも私の力によってこの世に生まれたのだ。私はかつて奴に大きな期待をかけ、奴も都での堂々たる戦いぶりをもってそれに応えた。奴は今では胜算がないと分かっていながら贵様の侧に立つことを选んだ。これもまた期待を裏切られる楽しみというもの。」
黑晴明本是借助了我的力量才诞生于世,我曾对他寄予厚望,而他也回应了我一场京都纷争的盛景。如今他明知没有任何胜算,却选择了站在你的一边,也是个超出期望的乐趣。
【晴明】
「ならば、私は一人なのに贵様を阻む可能性があるのか?」
那么说,这一个我却还有阻挠你的可能?
【神堕ロチ】
「私がこの世の生命万物のあがきを最后まで见とどけたいと望み、そして贵様もあがくことを选んだ。ならば、私が贵様の抵抗に期待するのも当然のことだ、晴明。」
我既然要将世间生命万物的挣扎看到最后,而你还在选择挣扎,我自然是期待着你的抗争啊,晴明。
【晴明】
「じゃあ、俺の方から「晴明」がお前を倒す方法を教えようか。」
既然如此,不如我就说出「晴明」准备拿来战胜你的方法吧。
【神堕ロチ】
「しっかり闻いておくんだね。」
洗耳恭听。
【晴明】
「贵様の裁きは确かに完璧だった。审判官、罪人、处刑人、处刑の神器、法则…全てが滞りなく用意されていた。世界は今や、完全に贵様の手中に収まった。「虚无」の波が世界を洗い尽くした后、贵様に必要なのは、新たな世界を迎えることだけだ。しかし私が今、裁きの仪式を见る限り、贵様は审判场を用意していないようだが。かつて贵様が裁かれた高天原神殿は、贵様の反逆で灰烬に帰した。だから、神殿を再び得ようとすれば、云外镜の投影によるほかない。それこそ、贵様があえて当时の裁きの真相を幻として皆に见せた本当の理由だ。贵様は幻によって皆に目の前の刑神场が镜に映った倒影に过ぎないことを忘れさせたのだ。つまり、黒镜の投影が阻まれれば、贵様の裁きは全て失败に帰すということだ。」
确实你的审判已经十分完美,审判者、被审判的罪人、行刑人、处刑神器、法则,你全都一一准备。如今看来,世界也已经彻底落入了你的手中,「虚无」的浪潮会清空现有的世界,接下来你就只需要迎接新世界的到来。但是,据我现在对整个审判仪式的观察,你并没有准备好审判场。因为那曾经审判过你的高天原神殿已在你的反叛之中化为乌有,只有凭借云外镜的投影,你才能重获它。这才是你故意将当年审判的真相作为幻境展现给众人的真正缘由。你是在用那段幻境让众人忘记眼前的刑神场不过是镜中倒影,换言之,只要阻止了黑镜的投影,你的审判就会功亏一篑。
【神堕ロチ】
「なるほど…それも确かに我が裁きを阻むための一つの方法ではある。しかし、贵様は结界に闭じ込められ、私は贵様と黒镜との间を隔てているのだぞ。私は子羊のあがきを见るにやぶさかではないが、逃してやる気はないぞ。贵様は口にした计画をどう実现するつもりだ?」
你说的不错,那也确实不失为阻止我审判的一种方法,只是你被困在结界之中,而我又挡在你和黑镜之间。我乐于观赏羔羊的挣扎,却不会任它随意脱逃,你要如何实现你口中的安排呢?
【晴明】
「ヤマタノロチ…贵様はこの「晴明」が考えつくことを、もう一人の「晴明」が考えつかないと思うか?」
八岐大蛇,你觉得这一个「晴明」能想到的东西,另一个「晴明」却想不到吗?
【黒晴明】
「皆、时は来た。私が黒镜の方へ向かうのを援护してくれ!」
诸位,时机已到,请助我去往黑镜的方向!
【铃鹿御前】
「私をこんなに待たせるとは…。もう少しで私一人で出かけるところだったぞ。さあ、乗れ!」
竟让我等了这么久,再等下去我怕是都要自己出手了,随我上船!
铃鹿御前が再び鬼船を召唤し、黒晴明を引き止め、船首に飞び乗らせる。船は泥をかき分け、天秤のある方角へ走り滑っていく。しかし、その后を追ってきた蛇魔が船尾に嚙みつくと、鬼船はほとんど身动きできなくなる。
铃鹿御前再度召唤出了鬼船,一把拉住黑晴明跳上船头,驾驭鬼浪冲散淤泥,船朝着天平所在的方位滑行着,然而蛇魔紧追其后咬住了船尾,使得鬼船几乎无法动弹。
【蝉氷雪女】
「黒晴明様の邪魔立てなどさせるものか。」
休想阻碍黑晴明大人。
雪女が结界の外に降り立ち、つららを张って海水を冻らせ、蛇魔の行く手を阻む。このため、鬼船は天秤の下までやってくる。鬼船を引き受けた胧车は、黒晴明の目の前に降りてくる。
雪女飞落在结界之外张开了冰棱,冻结海水挡住了蛇魔的去路,使得鬼船行驶到了天平之下,接替鬼船的胧车马上落在了黑晴明的面前。
【烬天玉藻前】
「上がってくるがいい。乗せていってやろう。」
上来,我带你飞上去。
黒晴明を胧车に乗せると、玉藻前は胧车を駆り、天高くそびえる天秤のてっぺんに向かって飞んでいく。后に続く蛇魔は再度合体して大蛇と化し、口を开けて胧车を地上に引き戻そうとするが、そこをめがけて振り落とされてきたのは刀だった。
将黑晴明拉上胧车后,玉藻前驱使胧车朝着高耸入云的天平顶端飞去,身后的蛇魔又故技重施合为长蛇,张开血口欲将胧车拉回地面,然而迎接它们的却是飞斩而来的武士刀。
【鬼切】
「あまり认めたくはないが、贵様とともに戦うのは他の者よりも心地よい。」
虽有些不想承认,但和你一起战斗总比其他人来得快意。
无数の蛇魔が地上に集まり、潮の流れのようにうごめいている。孔雀の光が空から地上に落ちると、蛇魔たちは散り散りに追い払われる。八百比丘尼が杖を手に、鬼船の帆柱の上に立っている。
无数蛇魔聚集在地面如同潮水般涌来,孔雀的光辉自上而下降落,将蛇群驱散,八百比丘尼握着手杖站在鬼船桅桿之上。
【八百比丘尼】
「ささやかなお返しです。大したことではありません。」
小小回礼,不成敬意。
数本の赤い纟が蛇魔たちを缚りつけ、続いて铃の音とともに、炎が蛇魔たちを焼き尽くす。
数道红线将蛇群捆绑在一起,随之而来的火焰带着铃声,将蛇群烧为灰烬。
【縁结神】
「縁がここで尽きること、认めぬ!」
本神明可不允许缘分在这裏终焉!
【铃彦姫】
「お主の行く手に立ち込める雾、我が炎で払ってくれよう!」
就让我的火焰,为你驱散前路上的阴霾!
何度か危険を冒してようやく天秤の上に降り立った胧车は伤だらけになっている。天秤の顶上を守る蛇魔はいない。ヤマタノロチは上から、黒晴明が上がってくるのを见下ろしている。
经历数次艰险终于降落在天平上的胧车伤痕累累,天平的顶端没有蛇魔把守,八岐大蛇居高临下看着黑晴明的到来。
【神堕ロチ】
「お待ちしておりました。」
我已恭候多时了。
蛇神は小さな蛇を手に持っている。小さな蛇の体内からは黒い妖気が漂っている。それまで何もなかった天秤の周囲に突然蛇魔が潮の流れのように涌き出し、黒晴明に袭ってくる。危机一髪というところで、両侧から飞び出してきた黒炎と妖火が蛇魔を再び一扫する。
蛇神掌心握住一条小蛇,黑色妖气从小蛇体内溢出,原本空荡荡的天平周围突然又涌出了如潮水般猛烈的蛇魔,朝着黑晴明的方向袭来。危机一发之时,分别从两侧袭来的黑焰和妖火将蛇魔再次一扫而空。
【炼狱茨木童子】
「フン…全くわずらわしき仕事よ。万事屋の阴阳师の分际で人に迷惑ばかりかけおって。」
哼,真是个繁琐的差事,不过是个万事屋阴阳师,却尽给人添麻烦。
【鬼王酒呑童子】
「ゆけ!人间と妖怪の血を併せ持つ贵様が、果たしてどんな结末をもたらすか、しっかりと见定めてくれる。」
上吧,让我好好看看,同时承担人族和妖族血脉的你,究竟能带来怎样不同的结局。
天秤の顶上の云外镜の下から黒晴明が头上の黒镜に手を伸ばすが、その背后からヤマタノロチの笑い声が响いてくる。
在天平顶端云外镜的下方,黑晴明朝着头顶的黑镜伸出了手,然而在他的身后却传来了八岐大蛇的笑声。
【神堕ロチ】
「确かに面白い余兴だ。贵様らがいずれも「晴明」だという认识が偏っていることは认めよう。だが黒晴明よ、その黒镜に本気で触れるつもりか?贵様は私が与えたきっかけによって生まれたのだ。今の黒镜に触れれば、その瞬间に同化されてしまうぞ。悪の心、そして独立した个体として存在する方法を知る贵様に、世界のために本当に虚无に戻る覚悟があるというのか?それとも、最后にしばしの安宁を贵様に与え、ともにこの世界の终わりを见届けるとしようか。」
这的确是一个有趣的余兴节目,我承认我对你们同为「晴明」的认识有些偏颇。但是黑晴明啊,你当真打算触碰那黑镜吗?依靠我所给予的契机才终于诞生的你,一旦触碰如今的黑镜,在一瞬间就会被它同化为一体。知晓了邪恶之心,又知晓了如何作为独立个体存在的你,难道真有为整个世界而重归虚无的勇气吗?亦或者,让我赐予你最后的片刻安宁,来和我一同看着这世界的终结。
【黒晴明】
「「黒晴明」ならば确かに、人の世を救うために自分の命を犠牲にすることはないかもしれんな。だが、俺は违う。」
若是「黑晴明」的话,或许确实没有为了拯救人世就将性命双手献上的意思吧。但是,我有。
【神堕ロチ】
「ほう?面白い。」
哦?有意思。
目の前の「晴明」が突然、黒晴明の伪装を解き、元の姿に戻る。晴明は手を伸ばし、宙に浮かぶ黒镜をつかむ。黒镜は晴明が触れた途端、まばゆい光を放ち、镜から人形に戻ってしまった。
眼前的「晴明」突然退去了黑晴明的伪装变回原来的模样,他义无反顾地伸手抓住了漂浮在空中的黑镜。黑镜在接触到他的瞬间迸发出耀眼的光芒,几乎要从镜子化为人形。
【神堕ロチ】
「晴明…私のためにわざわざこの见世物を见せてくれたのか?なかなか新味のある趣向だな。だが、魂の半分しかないお前に本当に终焉を阻むことができるのか?」
晴明,你竟是为我而演了这一出戏?也算是颇有新意了。但只有一半灵魂的你,真的能阻止终焉吗?
ヤマタノロチは结界を开き、目の前の晴明をとらえようとするが、手に集めた力が突然消える。动きをいったん止めたヤマタノロチが下を见ると、癒えたはずの草薙剣の伤口が开いており、散らばった刀身の欠片と共鸣し、ヤマタノロチの力をかき乱す。
八岐大蛇张开结界试图困住眼前的晴明,然而原本凝聚的力量却突然从手中消失。他的动作停滞了一刻,低下头来,却发现本已愈合的草薙剑伤口竟化为一道裂痕,与散落的剑身碎片共鸣起来,打乱了他的神力。
【神楽】
「今だ!」
就是现在!
【荒】
「天罚·月!」
荒の流星がヤマタノロチに向かって袭いかかり、蛇神の足并みを乱す。一瞬动きを止められた蛇神は蛇魔を召唤して自分の前をふさぐ。蛇魔は流星を避けると合体し、荒を避け、その后ろにいる神楽に向かっていく。间一髪のところで、虎にも豹にも见える大きな獣が空から降り立つ。鋭い爪で蛇魔の皮を裂き、鋭い牙で骨を噛み砕くと、天地を揺るがすような雄叫びを上げる。
荒的流星朝着八岐大蛇的方向袭去,打乱了蛇神原本的步调,被停滞了一瞬的蛇神召唤出蛇魔挡在了身前,蛇魔躲闪着流星化为一体,竟然绕过荒,朝着他背后的神乐而去。危急之时,一头如虎又如豹的巨兽突然从天而降,其利爪撕裂蛇皮,尖牙穿透蛇骨,吼声震天动地。
【墓守り】
「邪神よ、俺様のことを忘れていいと谁が言った!」
邪神,是谁准你忘了本大人的!
【神堕ロチ】
「ははは、忘れてはいないよ、子猫ちゃん。」
呵呵,我可没有忘了你,小猫咪。
ヤマタノロチは突然掌を返し、蛇魔に墓守りを攻撃するのをやめさせ、晴明の结界にまとわりつかせる。蛇魔は瘴気を吐き、结界を何とか维持している晴明の体内に蛇毒を流し込もうとする。
八岐大蛇突然手心一转,不再驱使蛇魔攻击镇墓兽一方,转而缠住了晴明的结界,蛇魔口吐瘴气,朝着内部释放蛇毒,意图用蛇毒侵染强撑结界的晴明。
【神堕ロチ】
「そして、君が阴阳师には甘いということも忘れてはいない。」
也没有忘记,你对阴阳师这一类人是多么心软。
【墓守り】
「卑劣な奴め…。」
卑鄙之徒。
にらみ合いが続き、墓守りはうかつに动けない。一方、晴明は次第に衰弱し、地に崩れ落ちる状态にある。そのとき、刃羽の岚が突然瘴気を打ち払う。ヤマタノロチが晴明と相対している间に、大天狗が黒晴明を缚る结界を解いた。
僵持之际,镇墓兽不敢妄动,而晴明更是逐渐衰弱,几欲跪倒在地。就在这时,羽刃暴风突然袭来吹散了瘴气,大天狗趁八岐大蛇对付晴明之际,突袭打破了束缚黑晴明的结界。
【大天狗】
「黒晴明様、お迎えに上がりました!」
黑晴明大人,我来迎接您了!
蛇魔の包囲から逃れた黒晴明はためらうことなく、もう一人の晴明に駆け寄っていく。瘴気と结界をうまく回避した黒晴明が晴明の手を握る。
从蛇魔的包围中逃出的黑晴明毫不犹豫地冲向了另一个晴明的方向,他穿过瘴气和结界,握住了晴明的手。
【黒晴明】
「分かった风な口をきくな、ヤマタノロチ!フン、晴明…今回だけだ。俺の力を贷してやる!」
别一副了解我的口气了,八岐大蛇。哼,晴明……只此一次,我借给你我的力量!
二人が力を合わせると、黒镜の中の蛇神の力が駆逐され、镜が人形に変わり、头をもたげ、目の前の二人の晴明に视线を向ける。
二人合力之下,黑镜中蛇神的力量遭到驱逐,镜子彻底化为人形,抬头看向眼前的晴明二人。
【晴明】
「黒镜…私との誓いを覚えているか?鬼王の宴の前に白镜と私に誓ったはずだ。「都を守る。たとえ身がちぎれようと誓いには背かない」と。お前は忘れたのだろう。だが、もう一人のお前は覚えている。」
黑镜,你还记得与我的约定吗?鬼王之宴前,你与白镜曾答应我守护京都,即使粉身碎骨,也不会违背约定。你忘记了,但另一个你却还记得。
晴明は白镜の最后の一欠片を取り出し、霊力を註ぎ、人形へと変える。人形となった白镜はゆっくりともう一人の自分そっと见つめ、手を差し伸べる。しばし动きを止めていた黒镜も手を差し出し、二人の指が镜面で触れ合う。
晴明拿出最后一片白镜碎片,註入灵力使其化为人形,人形的白镜静静地看向另一个自己,朝他伸出了手。黑镜停滞了一下,也伸出手回应,二人的手指在镜面处相遇。
【云外镜·阴】
「やっと私のもとに戻ってきてくれた。」
你终于,回到了我的身边。
しばし静寂が続いた后、云外镜は再び镜に戻る。すると、黒镜の镜面に白镜と全く同じ形のひびが入る。ひびは瞬く间に镜面全体に広がり、目の前の审判场にも次第にひびが入る。地面や壁に亀裂が生じていることから、空间に突如ねじれが生じたのは明らかだった。
片刻的沈寂后,云外镜重新化为镜身,这一回黑镜上出现了和白镜一模一样的裂痕。裂痕迅速蔓延到了整个镜面,紧接着眼前的审判场也开始逐渐碎裂,龟裂的地面和破碎的高墻昭示着空间的突然扭曲。
【神堕ロチ】
「お主らの抵抗の意思、过去のどんな时よりも眩いものであった。ただ、お主らが抵抗しようとする定めは、自身の限界を大きく超えておった。」
你们这份抗争的意志,简直比过去的任何一刻一秒都要更加耀眼。只不过,你们想要对抗的命运,还是远远超出了自身的极限。
そのとき、ヤマタノロチが草薙剣で受けた负伤から回復する。ヤマタノロチはひびだらけの云外镜を神力で覆い、バラバラになった镜を元通りにする。黒紫色の妖気が地面や壁の隙间から立ち上ると、真っ白だった审判场が一面黒くなる。そのとき、破壊を欲しいままにしていた五振りの天羽々斩のうち一振りが突然、まるで何かを感じたかのように向きを変える。この一振りは霊力を集め、突然金色の雷电を放ち、刑神场中央の云外镜に突き刺さる。その瞬间、大地が揺れ、黒雾が晴れ、镜を一つにまとめていた力が雷によって打ち破られる。云外镜が壊れ始めると同时に刑神场も雷鸣の中、崩れ去っていく。
此时,八岐大蛇已从草薙剑的影响中恢覆了动作,他驱使神力环绕裂痕遍布的云外镜,将四分五裂的镜面重新聚拢。紫黑色的妖气从地面和墻面的缝隙中涌出,将原本纯白的审判场映照成一片不祥的黑色之景。就在这时,肆意破坏着的五把天羽羽斩之中的一把,突然如感知了什么一般调转了方向。只见它汇聚了灵力,骤然释放出金色的雷电,击向了刑神场正中的云外镜。一瞬间大地震动,黑雾散去,雷电击破了凝聚镜子的力量,在云外镜开始碎裂的同时,刑神场也在雷声之中分崩离析。
【晴明】
「これは…幻の中で见た须佐之男の力…?」
这是……幻境中曾见过的须佐之男的力量?
【荒】
「…」
【神堕ロチ】
「やはり…须佐之男…千年の时を経て姿を现そうというのか。」
果然,须佐之男,这千年之后你也将要现身了吧。
雷鸣が次第に远のいていく。
雷鸣声渐渐远去。
【神堕ロチ】
「この终焉を新世界への祝福としよう。」
就让这终焉化为对新世界的祝福吧。
【黒晴明】
「ヤマタノロチよ、贵様の新世界は祝福されることも、到来することもない。刑神场は破壊された。贵様の裁きは终わったに等しい。」
八岐大蛇,你的新世界不会得到祝福,更不会到来,刑神场已毁,你的审判已等同结束。
【神堕ロチ】
「ならば、天羽々斩の突き刺さった太阳はどうなる?」
那么被天羽羽斩击中的太阳,又将如何呢。
そのとき、天羽々斩に贯かれた太阳が突然割れ始め、金色の内侧が现れる。花びらが几重にも开き、惊いたことに、割れた太阳は莲の花に変化する。
就在这时,空中被天羽羽斩刺穿的太阳突然绽开,展露出金色的内裏,层层花瓣绽放,破碎的太阳竟化作一朵绽放的莲花。
【神堕ロチ】
「面白い。まさか幻术で太阳への攻撃を食い止めようとはな…。だが、天羽々斩が太阳を贯いていないとすれば、谁を贯いたというのだ?」
有意思,竟然想到以幻术阻挡对太阳的伤害?不过,天羽羽斩如果没有击中太阳,那究竟击中了谁呢?
帝釈天は冷や汗をかき、口から鲜血を吐く。しかし、天羽々斩は莲の花の中にとどまることなく、太阳の端から刑神场へと落ちていき、まるで何かを诉えるかのように地面に突き刺さる。刀身の周りには雷が舞っている。
帝释天冷汗涔涔,口吐鲜红。然而天羽羽斩却并没有停留在莲花之中,而是缓缓地从太阳的一侧脱落,落回了刑神场上,如同在宣昭着什么一般砸入了地面,而剑身上缠绕着嘶鸣的雷电。
【神堕ロチ】
「太阳とこの世界のため、灾厄を再び防ごうというのか?砕かれた运命を知りながら千年もあがき続けるとは…その执念、うるわしく…愚かだ。」